2022情報I 2学期
第23回 授業の振り返りより
質問より
- あまり関係ないのですがPythonでかけていたおまじない(pip~)のそれぞれの語句の意味とは何ですか
- Pythonでは基本のPythonだけでなく、追加機能をimportして使うことができます。数多くの追加機能があり、どれも常に使える状態にしておくと、Pythonというプログラミング環境が肥大化し、動作が遅くなってしまいます。そのため、よく使うモジュール以外は必要に応じてインストールして使います。追加モジュールを使えるようにするためのプログラム群(パッケージといいます)を管理するツールがpipです。「pip install matplotlib」というおまじないは、「pipでmatplotlibというパッケージをインストールする」という意味です。
- テストの思考問題にはどのように対応していけば良いですか?
- そりゃぁ、考えてください。思考問題ですから。とはいえ、これじゃ回答になりませんね。思考問題は暗記できません。高校受験であれば典型的なパターンを「覚える」ことで乗り切れたかもしれませんが、高校で学ぶ内容をパターン化して覚えることは不可能です。思考問題に対応するためには、普段から考えることが必要です。授業中に考える場面を多数取り入れるようにしています。また、学んだことを意識して身の回りを観察してみたり、どうなっているかと考えてみることが大切です。中学校と違い、いかに授業中に考えることができるかが大切になってきます。
- どのような学習方法を推奨しますか。
- 授業中にしっかり考え、授業後にしっかり振り返ることです。ドリルをやったり、暗記をするより、授業中に理解を深めることが重要です。授業では目的を提示し、達成度を自己評価していますよね。達成度が足りないところについては、自分で学び直しておくとよいでしょう。以前同じような質問があったと思って調べてみたら、1学期末に回答しています。ほとんど同じようなこと書いてますね。
- プログラミングの話でJavaScriptについて触れられましたが、python以外にも少しは学んでおいた方が良いプログラミング言語はありますか?
- 目的によります。共通テスト対策であるなら、Pythonが正解です。他にやる必要はありません。Web系ならJavaScript、コンピュータサイエンス系ならC++だと思います。一つの言語ができるようになると、他の言語は必要に応じて学べばすぐできるようになります。Pythonの超初級程度を学んでいるので、他の言語のことを考える必要はないと思います。
- 情報のテスト対策としては一番何をしたほうがいいなどという点はありますか。。。
- 授業中にしっかり学ぶことです。テスト前には実習できませんよね。実習を通して学ぶように授業を設計しています。できたら終わりにせず、どういう仕組みになっているのか、どうやったらできるのか、自分で考えることが大切です。教科書に書いてある知識事項も当然必要ですが、暗記するほど覚える必要はないと思っています。
- 共通テストに向けての対策は教科書とプログラミングをしっかりできるようにすることですか。
- 残念ながら、それだけでは足りないと思います。共通テストの問題は「問題解決」が軸になっています。情報で学んだ知識を実際に活用する場面を想定した問題が出題されます。それぞれのパターンを暗記することは不可能で、臨機応変に考えることが必要です。そのための対策としては、情報で学んだことをさまざまな場面で活用することです。授業中の実習だけでなく、他の場面でどう使ったらよいのか、考えてください。
- 先生は、前回のテストのように、二進法を用いて計算させるような問題は、大学共通テストに出ると思いますか?どうしても二進法を活用することが苦手なのですが、何かいい対策はありますか?
- 二進法を使った問題は出ると考えるべきです。苦手と決めてしまうのであれば、仕方ありません。諦めましょう。苦手なのではなく、理解していないのか、練習が足りていないのかだと思います。0と1しか出てこないのですから、仕組みは十進法よりよっぽど簡単なんですよ。
- 中学校だと中間考査は5教科のみだったのですが、もし中間考査をやるようになったらそれに加えて情報が科目に入るのでしょうか?
- 今回、試験範囲が広くて大変だったと思います。中間考査をやれば、範囲は短くなって勉強しやすいですよね。でも、そうなるとテストのための勉強になってしまいます。共通テストは情報Ⅰ全範囲から出題されるので、狭い範囲でテスト勉強するのではなく、情報の問題を考える力を普段から養うようにした方がよいのかもしれません。
- 定期テストによくある最初のほうの誤っている文章を見つける問題のコツってありますか
- 正しく理解していれば、誤っている部分に違和感を感じると思います。教科書の内容を丁寧に理解しておけばよいかと思います。
- 普段から情報的思考をすること以外に情報的思考力を伸ばすことってできますか?/論理的思考力はどうすれば身に付きますか?
- 授業中に考えることが一番よいと考えています。授業後に、「頭使ったなぁ」と思ってもらえるような授業を心がけています。その上で、授業で学んだ考え方を他の場面でも活用してください。大雑把に言うと、何事にも仕組みや手順を考えるようにしましょう。どうなっているのか、どうやったら効率がいいのかですね。
感想より
- 複数回答する問題の数字の順番など、問題文を注意深く読むように心がけたいと思った。優秀な感想にもあったように、感覚で解くことができないのが難しい。今まで、英語や国語を堪やニュアンスで乗り切ってきた部分があったので、きちんと理屈で考えることが苦手だ。私は得意不得意でいうとゴリゴリの文系なのだが、理系寄りの論理的思考力も身に着けたい。
- 論理的思考力は文系・理系を問わず必要な力ですからね。情報だけでなく、さまざまな教科で必要とされ、さまざまな教科で磨かれることになります。情報に限らず、学ぶときには論理的に考えるように心がけるとよいでしょう。
- 言われてみれば単純だったり、答えがそのまま問題に入っていたりしたが、それを本番で導く力がまだまだ足りない。情報オリンピックを通して、いつの間にかPythonが身についていたことに気づいたように、授業内容も実際に問題を解いたり、誰かに説明したり、普段の生活との関係性を考えたりすることで実力を確認できるのではないかと思った。
- よく読むと解き方が書いてあったり、答えが書いてあったりする「思考力を問う問題」が共通テストに出題されていますよね。
- 30,31の考え方がわかった。人の書いたプログラムを理解するのが苦手なことに気が付いた。何が何に代入されているのかをゆっくりでも理解できるように頑張りたい。
- 他の人の書いたプログラムやアルゴリズムを理解して、修正したり改善する問題が共通テストでは出題されます。このタイプの問題、慣れないと難しいですよね。プログラミングでは動くプログラムをコピーして使う事がよくあります。他人の作ったプログラムをコピーするときに、このプログラムはどうなっているのかをよく観察し、考えておくことで、次第に慣れてくると思います。何も考えずにコピペして動いたって喜んでいるようじゃダメなんです。
- プログラミングは実際にトライ&エラーを繰り返したので解けたが、デザインの分野は苦手なまま臨んでしまったので落としてしまった。また、共通テストのサンプル問題の正答率が突出して低かったので、まずは暗記にいそしむより論理的思考力を身に着け、国語的に読解しないということを体にしみこませたい。ただ、どうしたら論理的思考力が身につくのか、これが全くわからないのは悩みどころだ。
- 定期テストでも暗記で解ける問題はほとんど出題していませんし、共通テストでもほとんど出題されません。知識が求められているのではなく、知識を使うことが求められています。授業では知識を使う場面をたくさん用意しているので、授業を通してしっかり考え、思考力を向上させてください。
- 関数の理解が上手くできていなくて適当に考えて間違ってしまったけれど、具体的な数字を仮定すればもう少し論理的に考えられたと思った。また、18?19の待ち時間の問題は、私も図式化を用いて解いたが図式化しているうちに式での考え方も思い浮かんできたので、図式化してみるのは便利だと思った。自分は数学が苦手だから情報の問題も解きにくいのだと思い込んでいたけれど、解けなかった問題の解説を聞いていると考え方自体は理解できないものではなかったので、次からは端からあきらめずに謎解き感覚でトライしてみたいと思った。
- 情報は、というか、コンピュータは計算機ですから、活用するときに数学の考え方を使う事がよくあります。でも情報は数学ではないので、数学ができなくても数学的な論理的な考え方ができれば理解できると思います。謎解き感覚、いいですね。面白い謎が作れるように頑張ります。
- ワークをやり、教科書を読んで臨んだがテストの出来は満足のいくものではなかった。反省は実践的な問題をもっとやっておくべきだったということ。これからは日々の授業の実践をより大切にして取り組みたい。
- 授業中に理解を深めることが一番簡単で効果的な学習法法だと思います。
- 授業を聞いただけでは理解しきれなかったり、すぐに忘れてしまうことを改めて感じたのでPスタディ等を利用して定期的に復習しようと思った。今回のテストで解けなかった問題は復習をして、答えが導ける理由を理解し、次に同じような問題が出てきたときには自力で解けるようにしたい。
- 授業中に理解するために、教科書をあらかじめ読んでよくわからないところを探しておくことを勧めます。授業でもよくわからないようなら、その場で質問してもいいですし、振り返りに質問を書いてもいいでしょう。事前にわからないところが明確になっていないと、質問も書けないですよね。
- テストで「L=A」と答えるところを「A=L」と答えてしまった。プログラミングの基本的な知識が抜けている証拠なので、かなり焦らなくてはいけないと実感した。3年生になって困らないように今のうちに授業で習った内容をできないままに放置しないようにしたい。
- 3年になってから情報の共通テスト対策にたくさんの時間は使えません。おそらく、1年で学んだレベルに戻すのがやっとだと思います。つまり、1年のうちにしっかり理解を深めておかないと、受験対策も大変だと思われます。後回しにせず、今やっておくべきなんですね。
- 知識系の問いの正答率が80%だったことに関して、正直できすぎだと思う。ただ、全く勉強していなかったのにここまで取れたのは、今まで学んだことの記憶、文章の齟齬や、2つの文章で共通していること、矛盾していることなどをよく読んで抜けものをはじき出したからだと思う。ある方の感想では、国語的思考力というよりも数学的思考力が問われると述べられていたが、私は(知識問題に関しては)国語の選択問題と近しいものを感じた。 一方思考系の問いの正答率が54%だったことに関して、実力相応だと感じた。6、7を6、7、8、9、10、11と書いてしまったのが恥ずかしい…。自分でプログラミングを考える機会を設けなければ思考力は上昇しないと思った。次回は思考問題の正答率75%を目指す。
- ただ知識を蓄えるだけでは、戦えないことが期末テスト2回目にして身に染みて感じた。今までは知識を覚えるだけで戦えたが、今回は全然戦えなかった。習ったことをどう活用するのか、どう組み合わさっているのか、そこまで考えないといけないと思った。次回からは問題の本質を読み取り、習った知識を存分に活用したい。
- テスト勉強も普段の学習もサボってしまったので1学期よりも点数がとても低くなってしまった。解説を聞くと先生が普段の授業で強調して言っていた部分が問題の大事な部分を占めていてが多く、もっときちんとメモをしてテスト前に整理しておけばよかったと思った。イコールの左辺右辺が逆であったり、チートシートと違う記号を使っていたりなど、問題を解く以前の知識不足があって、プログラミングでエラーを出すことの重要性にきずいた。
- プログラミングの基礎がまだ身に付いていない所があると分かった。2回目のテストを受け、情報という教科は、数学などのように、解答に根拠があると実感した。そこが学ぶ上で難しくもあり、楽しさを見出すことのできる部分だと感じた。数学が解けたときの嬉しさや楽しさを情報でも感じたいから、解けるようになりたいと思った。今回のテストを復習して、エクセルや、プログラミングなど、これからの授業や生活の中で改善できるようになりたい。
- 一学期二学期と期末の問題を解いてきて感じたのは、情報は自分には深いテスト勉強が必要な教科だということです。まず、知識問題4割については最初の、文章を読んでどれが誤りか判断する問題がネックになっていると感じました。正直どれも同じ文章に見えてしまいました。しかし、覚えるべきことは過去2回の期末によって分かり、漢字を書けるようにするなど他教科のような暗記ではなく、単語の意味を理解することに重点を置くことが必要だと思いました。つまり、情報の知識問題は習った知識を理解してかつ応用できることが求められており、単純暗記では点がとれないです。では、思考6割についてはというと、授業中の実習がそのまま出題されることもあるので、授業日にこのアンケートを活用して何が理解できたかできなかったかを分析する必要があると感じました。また、その日のうちに完結させないと理解していないものが溜まっていくため、こまめな日常学習に行い、今まで中学まで暗記で全教科稼いできたような自分が論理的思考力で点をとれるようにしていきたいです。情報は自分にとっては難しい教科です。しかし、2年後の共通テストを考えるとここで論理的思考力をつけることは全国の受験生と差をつけることとなるだろうし、この力は暗記では養えないから今、1年生の折り返し地点で論理的思考力をつけようと思いました。論理的思考力は情報のみならず、他教科や日常の気づきでも伸ばせると思います。だからこそ日常生活で思考することも必要だと思いました。
- 自分が思ったより得点が高くて驚いた。解説を聞いているうちに自分の解き方としっかり合致していると思い、情報的(数学的)な考え方が身についたのかなと思った。それと同時に、知識問題が解けていないのは当たり前だと思いつつまずいなと思った。冬休みで何とか巻き返していきたい。
- 情報というものはとても正確性を求められるものであると分かった。また、アルゴリズム、フローチャート、プログラミングなどのように、ある程度の型がありそこにやりたいことをはめていく、論理的なものであると感じた。だから、全て完璧にしないといけないというのが情報分野の難しさなのだと実感した。しかし、1回やったら終わりのものと違い、何度もできるという特徴があるためそこで、間違えを修正できることを学んだ。
- 情報のテストは知識を問う問題だけでなく問題をしっかりと読み取って授業での経験を生かして考えて答えを出す問題が多いことがわかった。これらを解くにはテスト直前の暗記ではなく普段の授業を丁寧に理解することが大切だと思う。今回はプログラミングに積極的に取り組み始めるのが遅く、プログラミング言語を使いこなせていなかったので次回は苦手なところをすぐに解決し、力をつけていきたい。
- 情報は暗記科目ではないのだなと一学期と二学期のテストや、共通テストサンプル問題を見て思った。ただ用語を覚えていてもそれがどんなものなのかを理解しないといけないし、授業や教科書で扱っていないような、まったくの初見問題も解かなければいけないことが大変。そのようなものをとけるようにするためには、授業でやる基本的なことは完ぺきに理解し、あとは演習をたくさんする必要があると思った。
- 情報は教科書を読み込むだけでは全然足りなくて、(特にプログラミング)実際に手を動かさないと正しい答えが分からないのだと痛感しました。正直、暗記すればどうにかなる、と思っていたことが反省です…。テスト前に一気にやるよりも、毎日5分でも10分でも継続するほうがどう考えても知識が定着しやすいよな、と思い、これにも反省しました…。
- 情報は明確に答えがあることを見てとても共感した。常識的な問題の場合もあるけれど論理的に考える必要もあると思った。
- 先生がプログラミングで間違える経験が大事と仰っていたが、確かに今までプログラミングで苦労したところについて今でもまだ覚えていてミスすることが少ないので、そういった経験を積み重ねる大切さを改めて感じた。
- 前回より点数が大きく伸びたので良かったと思う。情報オリンピックに出場したことでプログラミングの理解が深まったからだと思う。先生がおっしゃっていた通りオリンピックに出場することでプログラミングの技術が上がっていくような気がした。また、情報は使い方を学ぶということを聞いてとても納得した。
- 単純暗記だけでは受験が乗り切れないと分かったので早めに勉強したい
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