2023情報I 3学期
第9回 授業の振り返りより

質問より

グラフを見て考えるということが苦手です。これにはなにかコツがありますか?それともやはり慣れなのでしょうか?
慣れは大切ですが、グラフの特性と、それに合うデータの特徴を理解しておくことが良いかと思います。グラフの形状の変化は、いろいろ実験してみることも有効だと思います。でも、理由があるものですから、理屈を考えることが重要です。
問題を解く順番はありますか。
共通テストですね。ありません。解きやすい問題から解いてかまいません。定期テストの時もそうですが、後ろの簡単な問題が手つかずになる人って結構いるんです。まず全体を見渡してから解き始めると良いでしょう。
共通テストでどういうグラフは出題されて、どういうグラフは出題されないなどのめぼしなどはありますか。
ヒストグラムや散布図、複合グラフの読み取りなどが考えられますが、どれがでるのかはわかりません。箱ひげ図かもしれません。問題をよく読んでその場できちんと考えることが重要です。

感想より

中学の時には受験には使わないし、いらないと思っていた範囲のところがとても難しい問題になって出てきているのにとても驚いた。思考力を上げないといけないと感じた。
中学数学ではデータの処理が最後の章にあるんですよね。入試問題に出にくいこともありますが、最後にちゃちゃっと短い時間でやる先生にも問題があるんですよね。今の世の中、データで回っているんです。
これからの情報の共通テストについて、知識も求められるけど実際に重要なのは、数学的、論理的に応用していくことだと思う。そしてPythonやExcelでデータを扱ったり分析したりしたことがある人とそうでない人では、問題の見方も変わってくると思う。
そう思います。詰め込むだけじゃ対応できないのが共通テストです。1年間皆さんに良質な経験・体験をしてもらえるよう、いろいろ工夫して授業をしてきました。他教科での学びも、情報に役立つはずです。忘れないためにも、コンピュータを活用してください。
共通テストの問題でのデータの分析は問題の中にヒントがあったり、先に表されている図の見方が分かればすんなり解けると感じた。しかし、散布図であったり累積度数と確率の関係であったりと、中学数学の内容が根本的に理解していないと、解くのが大変になると思った。問題にある情報を整理し正確につかむ頭の柔軟さや物を様々な角度で見る思考力と、基礎的な数学の情報が大切になってくる。
情報に限らず、共通テストの問題では、共通テストを受けるまでに「学んでいるはず」の学習内容を総動員して解くことになります。学んでいるはずというのは、義務教育の小中学校、必履修科目の多い高1の内容のことで、他教科で学んだことが説明もなく使われることがあります。高1で学んだ内容はとても重要です。
今回、グラフの形状の変化と散布図行列の問題を解いてみて、想像以上に難しかった。問題文が長くて苦戦したし、ペアの子と話し合っても全然わからなかった。しかし問題文や選択肢にたくさんのヒントがあることに気が付いたので次回からは問題文だけでなく選択肢もじっくり見たいと思う。
共通テストの「情報Ⅰ」では、初見の問題が出題されると考えられています。つまり、対策方法がないということですよね。でも、解き方や考え方は問題文に書いてあるので、その場で考えれば解けるようになっています。ただ、じっくり読んでいると時間が足りません。高速で必要な情報を得て問題を解く必要があります。そのためには普段からそういう頭の使い方をしておくことが大切です。いつも慌ただしい、時間に追われる立高生なら、情報の時間じゃなくてもトレーニングできそうですよね。
問題を解くのも遅く、頭もこんがらがってしまうので、たくさん問題をこなすことが大切だなと思った。2年の間に問題集などを買って頑張ろうかなと思った。
問題をたくさん解いても、身につくのは知識ですよね。知識だけで解ける問題、ほとんど出題されないんです。その知識をどう結びつけて考えるかが大切なので、問題集をやる時間があったら、グラフやデータを眺めてみる方が良いかもしれませんよ。活用の経験がものをいうはずです。
共通テストは全く手も足も出ないという感じではなかった。しかし、問題文が長いので何が問われているのかや、どの部分は飛ばしていいのかなどをすぐに判断しないと時間が足りなくなると感じた。また、散布図や相関係数といった基本事項は誘導を見なくても理解できるようにして問題を解く時間に充てたい。
そう、そこなんです。基本事項を理解しておけば、問題を読み飛ばせる場所があったり、素早く読むことができたりするのです。
情報のテストの問題は時間をかければできるから、何度も解いて見方を覚えて速度を上げたい。
試作問題やサンプル問題は「絶対に出ない問題」なので、何度も解いて解き方を覚えても、決して役に立たないはずです。問題解決・情報デザイン・コンピュータ・ネットワーク・データなどは普段の生活でも触れることのできる題材です。身近なところで「情報の考え方」を活かして考えるトレーニングをする方が、効果があると思います。
問題を見て、特に回帰分析について気になった(授業でこの問題は扱ってないが)。戸山高校の生徒が研究で重回帰分析を行ていたので、自分もやってみたいと思った。
回帰分析、高校数学には出てこないんですよね。データがあればExcelで簡単にできるので、使ってみてください。やり方は検索すると見つかりますよ。
ポスター発表とポスターセッションの違いがとても興味深かった。私もスライドにあまり情報を載せすぎないようにしていますが、その意図には人が立っていなくて成立させたい場合はポスター発表になってしまうからだということを知りました。これからの発表の参考にしていきたいと思いました。
ポスターセッションは人を引き留めて発表するのではなく、大切で伝えたいことをはじめに話し、聞き手とコミュニケーションを取って相手の意見を引き出すことが目的だとわかり、とても納得できた。探究も中間発表などはポスターセッションのため、これを活用しようと思いました。
探究発表のポスターセッションにおいて、「ご清聴ありがとうございました」と一方的に話してしまう場面があったので、改善点・反省点として直していくことが重要になってくるのだと感じた。また、パワーポイントのスライドに書く文章を減らそうと考えた時、重要なポイントになる部分だけを書けば良いのではないかと思ったけれど、あえていちばん重要且つ面白いところを書かないようにすることで、聞かないと内容が分からない=多くの人に聞いてもらえるような発表にすることも作戦としてありなのだなと感じた。そのため、これからはスライドなのに穴埋めにしてみたり、図やイラストを大きく使って見たりすることで、双方的で誰もが楽しめるような発表を心がけていきたいと考えた。
ポスターセッションではポスター(パワポ)に情報を書きすぎないことも大事なんだなと思いました。ポスター発表はポスターが中心で、ポスターセッションは話す人を中心に話すことの大枠を考える必要があるなと思いました。
ポスターセッションはポスター内容の説明を一方的にするのではなく、聞き手と会話する、聞き手と作り出していくものだと分かった。自分は中間発表の時に最初から最後まで説明をしていたので大事なところだけピックアップするようにしたい。
シュミレーションとかプログラミングでは、取り返しがつくから好奇心でいろいろ試してみるのがいいって言っていたのに、確かに!って思いました。
情報は数学的だと思っていたし、実際数学的な部分はかなり多いと今も思っているが、今回の「データの変化に伴うグラフの形状の変化」の説明は考え方や理屈が数字というより文で国語的な部分もあるのだなと思った。どの教科にも通ずることではあるが理屈を通して物事を考えることも大切だと思った。
実際に問題を解いてみて、散布図行列の見方を理解することができました。どの項目とどの項目の関係性を求めるべきか、問題文や選択肢から読み取る必要があると思いました。
共通テストの試作問題を解いてみて、長い文章からその要所を素早く取り出すことの重要性を感じた。この能力はどの教科にも活かせるものだと思うので、日々鍛えていきたい。
自分が散布図行列の見方が全く分かっていないことが分かりました。国語なんてと思っていたのに、日本語がまるで入ってこなくて、現国を捨てられないことが分かりました。
普段の授業で通に使うグラフでも、複数合わさるといつもより理解に時間がかかったので、いろんなグラフに積極的に触れていきたいと思った。また、グラフだけでなく、数学で習った基本的な言葉についても正しく理解しておく必要があると感じた。
友達と協力して、解いたらできたけれど自分1人でで解かないといかないから、厳しいなと思った。特に情報が多いと読み忘れているところがあって、自分で問題の難易度を上げてしまうことになってしまっている。情報処理は国語の授業とかでも身につけられることなのでそういった他の授業もうまく利用して早く読み解けるようにする。
相関行列の問題が難しいと感じました。問一で『決勝進出チームについて負の相関がある項目の組合せは,1試合当たりの ア(得点)と イ(反則回数) である。』とありました。確かにこの二つの項目には相関関係がありますが、因果関係は成立していません。相関は平たく言えば「関係している」ということなので、今までなんとなく相関関係≒因果関係のように考えていましたが散布図行列では、相関関係が分かるだけで、どちらが原因でどちらが結果かの因果関係は分からないことを学びました。
ペアで話し合えば、長い文章の問題であっても少し整理されて分かるけど、1人で解くとなると混乱しそうだと思いました。でも、問題はポイントを押さえれば解けるわけで、長い文章にしてより分かりにくくなっているから、難しいと感じました。もっと、データに触れる機会を増やして色々試してみる必要があると思いました。
窓口の待ち時間、待ち人数の計算をExcelのような表計算ソフトで計算式を使って行うと、数学の授業のような形では到底計算できないような回数を簡単に計算、予測できて実生活に役立つと感じた。
よく考えると分かる問題で自信がつきました!!
共通テストで出るであろうグラフの問題は、今までの基礎的な学習が組み合わさってできていたので基礎を怠らないようにしたいと思った。
冷静にゆっくり問題文を読めば分かる問題でも共通テスト本番になったら焦って解けない気がした。普段から時間を気にしながら速く問題を解くように練習しようと思う。以前授業でやったグラフの書き方を忘れていたから、前の授業をしっかり復習したいと思った。
今回はデータの見方を学んだが、共通テストの問題はある程度時間があれば解けるかなと思ったが、あの問題を時間内に解き切るのは難しそうだなと思ったと同時に、データの傾向や問われていることを瞬時に判断する判断力が重要だなと思った。
読解力、情報の知識、数学の分析力を全て持ち合わせていて歯が立たないわけではないが、相当急がないと解けないという絶妙なときごたえの問題を作る先生たちは天才だと思った。

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