2023情報I 2学期
第13回 授業の振り返りより
質問より
- 授業で話題になったp80の図2の厳しい温暖化対策を取った場合の斜線は何を表しているのですか?/地球温暖化に関する地図の斜線部は何か/教科書80ページの図2の斜線部分はなんですか?/図2の大西洋に謎の斜線があるのはなぜか/教科書の厳しい温暖化対策を取った場合の図の大西洋にある斜線の意味とは。
- この図版は気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第 5 次評価報告書 にあるものです。図の注釈に「斜線部は、予測された変化が自然起源の内部変動性の1標準偏差よりも小さい領域を示す。」と書かれています。ちょっと周辺も読んでみたのですが、はっきりわかりませんが、自然に変動する影響の方が大きいことを示しているようです。
- Excelで矢印十字を使うと式が壊れてしまうのはなぜですか。/Excelで矢印の十字はなんの役割を持つのですか?コピーなら黒十字だけでいいのではないかと思いました。
- 授業で説明したとおり、Excelは位置関係を式で表しています。位置を動かすと式の位置関係も変わってしまいますよね。元の式が上手に作っていないと、移動することで関係が変わってしまい、正しい式でなくなることがあるのです。実は、なれてくると矢印十字は便利に使えるのですが、使っていい場所と使えない場所、使っていいタイミングと使えないタイミングがあり、それが正確に理解できるまでは使わないのが安全なのです。
- 一つの式に組み込めるマスの数って上限あるんですか?
- Excelのことですかね。ますはセルのことだと思うので、式はシートのことだと思います。1つのシートには1048576行×16384列あるので、セル(マス)の数は掛け算すれば出ます。ただ、すべてのセルにデータを入れると、動かないと思います。
- F4を2回押す理由は何か。
- 授業で説明したと思うのですが、絶対参照を示す$は入力中にF4キーを押すと付けることができます。F4キーを押す回数によって、[全部]→[行]→[列]→[なし]と固定されるものが変わっていきます。$A$1→A$1→$A1→A1と変化します。行は変わって、列は変わらないといった指示ができます。
- アナログの情報もシミュレーションすることができるのでしょうか
- 起震機なんかはアナログのままシミュレーションする例ですね。コンピュータでシミュレーションするには、コンピュータで扱えるデータ、つまりデジタルデータに変換する必要があります。
- コンピューターでシミュレーションを行うと便利と聞きましたが、車の実験?をするときに、何を数値として入力するのか想像ができません。具体的には何を入力するのでしょう?車自体も数値として表すとかありますか?
- 空気抵抗であれば車の形状を数値で表します。衝突安全性などの構造計算なら構造を数値で表します。使う鉄板の厚さによって強度を変えたり、構造によって強度が変わってきたりします。すべて数値を使って表すことによって、コンピュータでシミュレーションすることができるのです。
- わたしたちもコンピューターでシミュレーションを作ることはできるのですか。
- 授業でやります。
- ゲームはすべてシミュレーションですか。
- 実際にあるか、何らかの世界観に基づいて作っていればシミュレーションともいえますが、マリオはシミュレーションじゃないですよね。
- Excelの裏技などはありますか?
- たくさんありますよ。ここには書けないほどあります。フィルハンドルのダブルクリックは知られていないことが多いと思います。
- Excel Word PowerPointの中で一番早く導入されたものはどれですか。
- 多分Wordです。パソコンソフトって最初はワードプロセッシング(文書作成)が主な用途だったのです。調べてみると、Wordは1983年、Excelは1989年が初出のようです。
感想より
- Excelを使うと全然計算しなくて済むので使いこなせるようになりたいと思った。Excelもそうだけど、プログラミングなどコンピューターを上手に使えばすごく楽に生きていけるとわかった。
- 楽なだけじゃなく、自分だけだとできないようなこともできるようになったりしますよ。
- ベットの大きさが正しくなかったらシミュレーションの意味がないので、正確さは大切だと思った。中学ではgoogleスプレッドシートを使っていたので、excelに触れられて良かった。
- 一人1台端末がChromeBookだったんですね。今日の授業で紹介した内容は、Excelでなく、Googleスプレッドシートでもできるはずです。
- 教科書中に書かれてあった「モデル化とシミュレーションにおける注意」で用いられていた例ではどことなく「マクナマラの誤謬」を感じさせるものがありました。なので、教科書中に書いてあった「どこまで正確にモデルを作るのか」、「違ったモデル化の方法がないか」、「モデルが適切か」の3項目以外にも「モデル化で定量的な観察のみで大丈夫か」の項目もあるように思えました。
- シミュレーションの結果を見て人間が判断するってことが大切だったりします。「マクナマラの誤謬」とは、簡単に言ってしまうと定量的観測(目標とするデータ)のみに基づいて決断し、判断を誤ることですが、モデル化の観点でいうと、モデルが適切でないと考えることができます。
- みんな同じようなデザインになったのが面白かった。この一致が日本人に起因するのか高校生に起因するのか立高生に起因するのか気になった。
- 結構バラバラになるクラスも多いですよ。
- PTAの役員の母が資料に苦戦してたのでエクセルの使い方を教えてあげようと思いました。
- 教えてあげてください。教えながら一緒に学ぶといいですよ。ソフトウェアの使い方は「習うより慣れろ」の傾向が強いです。わからないことはGoogle先生に聞いてください。
- exselのコピーができることを初めて知りました。コピーの原理はコンピューターが入力した数値から勝手に法則を見つけ出してくれるとのことですが、コンピューターが間違った法則を見つけ出して、表示してしまうこともありそうですよね。そのことを防ぐために、心持ち多めに数値を入力すべきでしょうか。
- Excelのコピーによる式の変化には決まりがあります。この決まりを理解してコピーすればよく、無駄な入力をすべきではありません。自動的とか勝手に規則性が決まるのではありません。式のコピーは位置関係もコピーされます。規則性のある数値は規則性に従い加算されます。Excelを使うときは、このことをあらかじめ理解し、結果が予測できる状態でコピーを活用するのです。この原則が理解できていない人は、「Excelは難しい」といいます。
- Excelをせっかく使えるようになったので、今までのテスト結果を表にしてみることができました!グラフなども活用したいなと思います。
- 学んだことは活用する、とても大切です。
- みんなの家具の配置シミレーションが種類豊富でおもしろかったです。ベッドを角にピッタリに寄せるとカビが生えやすいという意見を聞いた友達が、隙間開けるとスマホが落ちると言っていて、多様な意見が知れました。
- 何を重視するかによって、シミュレーション結果が変わってくるということですね。
- いつか私もExcelを使いこなしてみたいと思った。Excelの機能や裏技をすべて知り尽くしてみたい。
- すべて知り尽くしたら、おそらくExcelのインストラクターとしてプロでやっていけます。Excelはかなり奥が深い、多機能なソフトウェアです。
- Excelで、1段目に1、2段目に4と入力した時、自分は、2乗だとおもったが、このようにこちら側との意図の差が生まれてしまうときのことが気になった。
- オートフィルの機能は等差数列(間隔が一定な数列)と決まっています。何か判断しているのではなく、連続した等差数列のデータになるようにしているだけです。入力者が累乗のつもりで入力しても1,4,7・・・となります。
- エクセルの使い方で今までセルの番号をいちいち書いて計算していたので、クリックすればできるの知ってすごい楽になったし、いいことを知れた。
- 位置関係はクリックして指定するとわかりやすいですよね。昔はセル番地を直接入力したのですが、クリックでできるんです。
- Excelが今、社会人でどれくらい需要があるのか気になった。
- 「業務ソフトを使わず、Excelなんかでデータ処理やっている会社は潰れます」とよく言っていたのですが、手近なデータの処理や、業務ソフトから出力されたデータを見やすく加工するなど、様々な用途でExcelは使われているようです。
- シミュレーションと聞くと、どうしても前回の授業で学習したような大規模なものをイメージしていたけれど、部活の対戦相手の動きなどの日常的なものの実験も使えることを学び、日々の中で無意識に行っていることの中にシミュレーションも含まれていることに気がつけた。
- 文化祭のシフト作りをした際にExcelを使ったため、Excelについての始めの方は試行錯誤した経験によって既に知っていた。しかし、f4で$をいれて同じ行の数値でなくても計算させられることは知らなかったためあのときに調べていればよかったと思った。しかし、この悔しさがあるからこそ次に繋がると考えて、Excelをもっと自由自在に使いこなせるようにしたい。
- 正しい結果を得るために、モデル化は精密であればあるほどより良いと思っていたけれど、それでは手軽にできるというモデル化の利点を活かしておらず、あくまで必要な情報を取り出して、それに対する正確な結果を得られるように、使う情報の選別が大切だと思いました。
- 家具の置き方をシミュレーションして友達のと見比べてみて、家具の扉が開け閉めがしやすいかどうか考えていなかったことに気が付き、動かすシミュレーションをしてみるとより実際に行ったときに不都合なくできるなと思った。
- 物理のレポートでExcelを利用しているので、今回学んだことが多くいかせられると思います。実際に、放課後物理のレポートを書いているときにグラフ作成で役立ちました。もっと色んな機能を学んで、物理のレポートにも生かせると嬉しいです。
- 色々な原因が複雑に絡まり合って結果が出るのでどの条件のモデルを作ればいいのかをしっかりと考えた上でシュミレーションしないと求めたい因果関係が見えてこない。また、その際にどのくらい緻密なモデルを作るかも重要になってくる。
- エクセルの使い方はほとんど知っていた。しかし、選択の仕方で本来入力し終わったら入力セルが下に移るのが、横にできるのは初めて知った。また、F4キーで絶対参照や行固定、列固定ができることも初めて知った。物理の実験でエクセルを使う機会が増えたので、積極的に調べていきたい。
- クラスの中でも自分とほぼ同じ配置にしている人が多くて人間みんな同じこと考えてるんだなあと思った。モデル化することの面倒くささと実際にすることのリスクや難しさを吟味してシミュレーションするか決めることが大切だとわかった。
自己評価集計
ワードクラウド
- 3つのキーワード
- 感想や気づき
テキストマイニング 無料ツール by ユーザーローカル
前のページに戻る