2023情報I 2学期
第12回 授業の振り返りより
質問より
- シミュレーションはモデルを使って試すことということは、発表の練習をすることなどもシミュレーションに含まれるのでしょうか?
- そうです。実際にどうなるか試すことをシミュレーションと言います。
- スライドに載っていた、シミュレーションは一度しかできないというのはどのようなことですか。
- 逆ですね。「実際は一度しかできない」ですよね。シミュレーションは何度でもできます。何度もシミュレーションして、一度しかできないことを失敗せずにできるようにするわけです。
- スポーツでファウルがないのに倒れてファウルを貰おうとするのをシミュレーションと言うのはどうしてですか。
- 審判を試す行為ですね。本当じゃないからシミュレーションなんです。
- まだシミュレーションができていなかったときは、どうやってパイロットの訓練をしていたんですか?
- 実機を使っていたようです。安全なところで練習生に操縦させ、少しずつ慣らしていったようです。現在ではシミュレータで練習した上で、実機で少しずつ練習するようです。
- シミュレーションモデルという言葉がありますが、モデルでシミュレーションをする(モデルがあってシミュレーションが成り立つ)ならモデルシミュレーションという言葉のほうがふさわしいのではないか。
- シミュレーションするためのモデルなのでシミュレーションモデルですね。モデルは物や図、数式、ソフトウェアなどの「もの」ですが、シミュレーションは行為です。シミュレーションの道具はシミュレーターと言います。
- シミュレーションはたまにおかしな挙動をするが、シミュレーションの結果はどこまで信頼できるのか。
- どれぐらいの精度でモデルを作るかによって、シミュレーション結果の信頼度が変わります。おかしな挙動をするのは、モデルに問題があると考えられます。
- フィギュアとプラモデルって一緒の物理モデルですか?/プラモデルはモデル化されたものですが、フィギュアはモデル化されたものですか?どちらも同じように見えますが、名称が違うだけですか?
- 実物を模したものであればモデルですよね。ものとして物理的に表現しているので物理モデルになります。
- シュミレーションとCGの違いについてもう一度教えてほしいです
- シミュレーション動画はコンピュータ内で処理したシミュレーション結果をわかりやすく動画で表現したものです。シミュレーションは本来数式でおこなうものですから、結果も数値になるのですが、それだとわかりにくいので、数値に基づいて画像にしています。シミュレーションによって「あり得る画像」を作り出しています。一方CGは絵描きさんが作ったもので、こうなるんじゃないかなと考えた「あり得ない画像」を描くこともできます。あり得るかあり得ないか、大きな違いなのですが、画像にしてしまうと見分けがつかないんです。
- VRはシミュレーションのうちに入りますか。
- 本物を模してVRが作られているかどうかで決まります。
感想より
- モデル化とシミュレーションは日常生活で溢れていて、分かりやすくとてもいい影響が与えられていると感じた。また、シミュレーションすることで本番の時の不安や、失敗などを減らすことが出来るので多くの場所で取り入れるべきだと思った。
- 推薦を受けた人は「模擬面接」なんてやったんでしょうね。これもシミュレーションですよね。シミュレーションしておくことで安心して面接を受けられたりしますよね。
- 教科書ではモデル化した後にシミュレーションをするというようにイラストで書かれているが、シミュレーションの次に更なるモデル化をするのも一つの手なのではないかと思った。シミュレーションをしたその結果を応用して精密なモデルを作り、、、を繰り返していくとより良い結果が得られそうだ。
- モデルの手直しって必要ですよね。シミュレーションはモデルがなければできません。でもシミュレーション結果を受けて、モデルを修正することはよくおこなわれます。シミュレーション結果と実際との差異から、配慮しなければならないことが見つかったりするものです。
- モデル化は一目で作成者が何を言っているのかがわかる点がとても便利だと思う。だが、モデル化はどの地域の人達にも絶対わかりやすいものである、とは言えないと思うので、配慮が必要だと思った。
- 物理モデルや図的モデルではわかりやすいと思いますが、コンピュータで使われる数式モデルは、わかりやすく書いてもわかりにくいと思います。
- 実験とシミュレーションは同じだと一瞬思ったが、よくよく考えると結果が絶対的な実験に対して、シミュレーションは結果が必ずしも正しいわけではないという差異があるのではないかと思った。
- とても良い視点ですね。実験とシミュレーション、確かに似ている部分はありますが、実験は実験してデータを取ることが目的です。データから仕組みや傾向を考えることが目的です。一方シミュレーションは理論に基づいてモデルを作り、どのようなことが起こるか結果を見ることが目的です。仕組みや傾向がわかっているからモデルが作れるのです。科学の方法論として、以下のような構造になっているんです。
情報の時間に右側のシミュレーションとデータサイエンスについて学ぶことになります。
- モデル化とシミュレーションは難しく言っているようだが、実は日常生活の中で僕たちがやっていることでありとても身近なものなのだと分かった。模試は(モデル化のモ、シミュレーションのシ)だよ、と覚えておくとわかりやすい。先生がそれを言ったのを聞いて、模試の語源はそこからなのか!と思ってしまいました。
- 違います(笑)。模試は模擬試験です。でも模擬=モデル化、試験=シミュレーションなんですよね。
- 2社の同じ路線図を見て、モデル化の仕方によっては印象操作に使われたりすることもあるのではないかと思った。
- そうですよね。山手線にしても、大江戸線にしても、環状線であることを伝えようとモデル化しているので、円形であるかのような印象を与えてしまうことになります。
- 去年頑張っていたことは立高に入るためのシミュレーションばかりだったこと
- シミュレーションを繰り返したおかげで、実際はうまくいったという例ですね。
- 探究のスライドの中で5箇所以上もシュミレーションとなっていて恥ずかしいのだとわかった。
- シミュレーションはsimulationですから、どうやってもシミュとしか読めないんですけどね。
- 僕自身もプレイステーションでドライビングシミュレーションをやっているのすが、動きから、グラフィックまで本物そっくりの使っていて驚きました。車ごとに挙動やエンジンの音が違って作りこまれているなと思いました。
- 音は実車からサンプリング(標本化)するそうです。挙動は車の特徴を決める要素を数値化して設定するらしいです。
- 教科書の図的モデルの例の案内図が、エスカレーターが一方向にしかないうえに床に頭をぶつけそうなほどの狭い穴しか開いていなくて、これはモデルといっていいのだろうかと思った。
- モデルの精度の問題ですよね。エスカレーターがどのあたりにあるのかなど、必要なことが伝わるのであれば、実際は無理な状況の絵でも問題ないのです。
- 部活での練習試合も、大会のような雰囲気で実際に試合をしてみることであるため、似ていると思いました。
- 本番を想定して、対戦相手と似た特徴を持つチームと練習試合ができれば、シミュレーションの精度も上がりますよね。日本代表の強化試合などでは、そのような考え方で対戦相手を選んでいるようですね。
- 山手線の路線図がずっときれいな円形のよく見る形で慣れていたので、実は山手線の路線があんな感じになっているということをはじめって知って驚いた。
- 都民である都立高校生の中にも、山手線って丸い路線だと思っている人、結構いるんですね。
- いつか核実験もシミュレーションでできるようにならないかなと思っている。
- おそらく、実験なんかしなくても威力など必要なことがわかるほど、かなりの精度でシミュレーションできていると思います。それでも実験するのは、シミュレーション通りになるか確かめることも一つですが、別の意味もあるのだと思います。
- 初めてコンタクトをするときに、はじめは何かわからないシートを目に入れるから怖くてできなかったけれど、眼球のモデルで実際にやり方や目のどこにつけるのかなどをシュミレーションさせてもらったら、簡単に入れることができたので、モデル化は大事だと思いました。
- 数学で図を書いて確かめるのもシミュレーションの一つなんだと分かった。
- モデル化とシュミレーションに模試が当てはまっているとは思いつかなかったので、知った時面白いなと感じた。言われてみれば確かに模試はモデル化とシュミレーション。シュミレーションが必ずしも本番同様にいくわけではないし、モデル化も本物と1から全て同じにするわけでは無いということを知れた。
- 飛行機を飛ばしたり手術をするなど失敗の利かない事柄に関しては、実物を使った実験をすることが難しい場合が多い。人間の心理的に実際に練習をせずにそのようなことをすると緊張が高まってしまうため、まずは練習として試してみることが必要となってくる。その際に役立つのがシミュレーションだと思う。シミュレーションを通して実際に行っているかのような体験をすると、頭の中でもシミュレーションをすることができるようになり、何もせずに挑むよりかは断然よいと思う。このように、シミュレーションは資源や時間だけでなく、人間の意識や心の状態などにも影響を与える重要なものであると思う。
- 数Ⅰの仮説検定で、実証したい事象と反対の事象をたて、反対の事象の確率が低ければ実証したい事象か正しいと言うのをやりました。例えば、「Aの商品は改良されてBとなり、10人中8人がBの方が良いと答えた」というとき、実証したいのはAが良くなったということ、反対は選ばれるのはどちらも偶然であるときです。このとき、教科書に「反対の事象をコインを200回投げて何回表が出るか記録をとり、20セット行うのと置き換える」とかいてありました。この、どちらも偶然と考えられるとき、コインに置き換える、と言うのはモデル化し、シミュレーションするというのに近いと思いました。
- 指輪のフィンガーモデルの人はきれいな指の人を選びマックはハンバーガーを大きく見せるために手のちっちゃいごつい手を採用すると聞いたことがある見せたいものによって変わってくる
- モデル化とシミュレーションと聞くだけでは理解しづらかったが、モデル化+シミュレーション=模試という説明を聞いて納得した。入試をモデル化したものをシミュレーションとして受験する、だからシミュレーションした後に振り返ることが大切なのかと改めて思った。ただ、模試はシミュレーションにかかる労力が大きすぎるなと思った。何度もシミュレーションを行うのはわたしにとってはつらい。
- どんどんシミュレーションの精度が上がってきていて、現実に似せた訓練をするだけでなく、ゲームなど娯楽にもシミュレーションが使われてきていて、どんどん需要が高まっているなと思った。
- モデル化とは単に縮小したミニチュア模造品というわけではなく、簡易化してわかりやすくしたり、概念をモデル化を利用して表現し、可視化したりすることも含まれるということを知った。また、わかりやすくするためだけでなく、検証が難しいことを検証するのにも使われるというのに納得した。
- シュミレーションRPGなどで楽しむことを目的にモデル化を知っていたが、本来の目的である『実際にはできないこと』には沿っていたということが少々意外だった。しかし、ゲームだけでなくスポーツ、実験、運転訓練などの(ゲームに対し)生産的活動にしっかり活用されてるのは念頭に置いておきたい。
- シミュレーションについて学んで、小さい頃職業体験型施設で飛行機の操縦体験をしたのを思い出した。あれも何かしらのシミュレーションだったのだろうと思うが、どこでの飛行を想定したものだったのか気になった。
- モデル化をする際は、シミュレーションをするときに影響を与える箇所を省かないことが重要だと思った。そのため、思いがけない箇所が結果に影響を与える場合、シミュレーションは正しい結果を出さない。
- だいぶ昔にとある所沢にあるやたらと名前から航空関連のものを展示していると伝えようとしてくる公園でいわゆるフライト(パイロット)シミュレーターなるものを使って遊ん、フライト方法について学んでいたがその思い出と今回の学習がつながって面白かった(余談ですが機体を水平に保てず一瞬で墜落していました)。
- きっと縄文時代とかにも、地面にマンモスと人間の図的モデルを描いてシミュレーションしてたのだろう。生きていくうえで無意識のうちに習得している能力なんだろう。
- モデル化とシミュレーションは日常生活に深く関わっているということが、説明を聞きより分かった。特に模試で納得させられた。またモデル化は概念を表していて、モデル化をすることによって目から得られる情報が多くなると思った。
- モデル化する対象が同じであっても、目的が違うだけで、路線図のように全く異なったモデルになるのが納得できて面白いと思いました。シミュレーションの大切さ、便利さも理解できました。また、中学生の時にたくさん受けた模試も、入試をモデル化し、シミュレーションしていたんだとつながりました。サッカーの反則行為であるシミュレーション(痛がる演技など)も、【実際に反則を受けてはいないけど受けたふりをする→本当なら危険が伴う】というように教科書のシミュレーションと関連しているのかなと感じました。
- モデル化は、シミュレーションなど目的に関係する部分だけを取り出すことが大事だとわかった。また、抽象化との違いは、取り出した部分に正確さやリアルさが必要になることだと思った。
- シミュレーションはコストを抑え、試行錯誤ができる一方、誤差もあるということが分かった。シミュレーションは生活と強く結びついていて、実用化に役立っていると思った。
- モデル化するときには、その情報により相手に何を伝えることができるのか、何の情報が価値のあるものなのか判断してモデル化していくことが大切だと感じた。確かにシミュレーションは、人の命や値段にかかわることを安価に行うことができとてもいいものであるなと感じた。しかしそれがすべてではないため、どこまで省略してシミュレーションを行うのか、どこまでの可能性を考えるのかはある程度の妥協がいることも分かった。
- シミュレーションは正確性と費用が反比例しているように感じました。実物に近いモデルで行うと費用が掛かり、コストカットすると誤差が生まれるので、ちょうどいい塩梅を考えて自分の目的に沿ったレベルで行うことが重要だとわかりました。ただ、最近はコンピューターを用いたシミュレーションができるようになってきたので、車や洗剤の進化が一気に進んだのかなと思います。
- 頭の中で想像することはシミュレーションだと思った
- 模試がモデル化とシミュレーションを組み合わせたものであるという説明が分かりやすく、モデルとは本物ではなくもしたものだということが分かった。またシミュレーションについて、モデルがあってシミュレーションができるのであり、シミュレーションを使うことで一度しかない、失敗が許されない、それこそ入試のようなものをできるということがわかった。
- 物理モデルを用いてシュミレーションをするに当たって、どの程度精密にモデルを作成するかの塩梅がいちばん大変なんじゃないかなと思った
- 模試の模がモデルで試がシュミレーションなのめっちゃ覚えやすくてすき…! 概念や思考もモデル化できるというのがすごい理解できた!
- ある程度雑なシミュレーションでもしっかり機能しているのが意外だった。シミュレーションにも色々な計算が仕組まれているのだと思うが、物理法則の全てを計算出来るわけではないと思うので、エラーは起きないのかと不思議に思う。人間の想像力はそれまで見てきた情報の組み合わせで脳内のシミュレーションを可能にしているのだと思うが、AIを使って映像を読み込ませたりすると不正確だがリアリティのある映像が作れるのではないかと思った。
- 家具配置の工夫などもコンピュータで単純化してシミュレーションしてしまえば簡単なことがわかりました
- 今回の授業の中でシミュレーションとCGの違いが1番面白かった。今まで無意識に全てCGと言ってしまっていたが、シミュレーションとCGは違うことを学んだので、これからは違いをしっかりと理解した上で使い分けられるようになりたい!
- 現実で実験したらお金がかかりすぎたり命の危険があるようなことの想定をするためにシミュレーションが大切であり、そのためのモデル化も必要なのがとわかった。また、モデル化の良さは正確に写してあることではなく単純化させてわかりやすくすることだから本物と違くなっていることがあり、イメージに残るときに注意する必要があると感じた。
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