2023情報I 1学期
第10回 授業の振り返りより

質問より

次に出てくるコミュニケーションの手段はどんなものだとお考えですか。
どんなのが出てくるでしょうね。テレパシーなんかどうでしょう。
駅にあったという連絡用黒板について、先生が多対多のコミュニケーションとしていたのは不特定多数が見るからですか。特定の人への待ち合わせに使うなら、個対個や個対多と表現できる場合もあるでしょうか。
いろいろな人が書けるので、発信者は多になりますよね。そこから情報を受け取る人は、当然複数になるので多になるわけです。一つ一つの情報は1対1だったり、1対多だったりしますが、メディアとして考えると多対多になります。
フィルターバブルを防ぐ方法はあるのですか。
フィルターバブルの状態になっていることに自分が気づくことが大切だと思います。
警察なら匿名でも特定できるといっていましたが、よく特定するのは難しいと聞きます。どのような場合に特定するのが難しくなるのですか?/匿名で個人を特定できないようにすることは、完全に不可能なのですか?ハッカーなどの個人も特定できてるのですか?
悪い人がするような悪い方法があるのです。それでも接続先には痕跡が残ります。これも一定期間保存されるので、一定期間見つからなければ痕跡が消えるということもできます。この一定期間を短くすることができれば、特定が難しくなります。
方向性が一方的なものはコミュニケーションと言えるのか
なるほどね。コミュニケーションとは、「情報伝達や意思疎通などの表現、また意思を伝え合う、交流を図るなどの行動を指す言葉のこと。」だということなので、情報伝達という意味でコミュニケーションと言えるのです。
テレビやインターネットがあるのに最近の若者に共通体験が少ないのはなぜなんでしょうか?
個別化が進んでいるからだと思います。マスメディアしかなければ、マスメディアが共通体験を作りますが、様々なメディアがあるので、共通体験が少なくなるのだと思います。テレビの視聴率が30%なんて、今じゃ考えられないわけです。
YouTubeなどのリアルタイムライブは双方的ですか?
リアルタイムにコメントできれば双方向だと思います。
多対多の一方向は時間を共有できない、とありましたが最近会ったミニ探求発表会はグループで数人に向けて一方で発信してるコミュニケーションの例になりませんか?
なるほどね。発表会全体としてみるとそうなりますね。個々の状況だと発表なので1対多と考えるのがよさそうです。
エクスロー会社とはなんですか
教科書の「社会との関わり」に書いてある「エスクロー会社」ですね。エクスロー業務は『物品などの売買に際し、信頼の置ける「中立的な第三者」が契約当事者の間に入り、代金決済等取引の安全性を確保するサービス』だそうです。個人間で直接取引すると、住所などが特定されてしまいますよね。匿名のまま売買ができるようなサービスを提供してくれるのです。

質問より

無印は皆さんの回答、☆は先生の回答です

メディアを時間の共有ありとか場所の共有ありとか双方向だとかの観点からわけていくのは面白いと思った。
分けたからといって意味があるわけではないのですが、特性を見つめるきっかけになって面白いですよね。
サイバーカスケードによってあたかも自分の意見が正しい、他の意見は間違っていると思いそうだが、いざ他の人と接してみると色々な意見があるはずだから思い込みに気を付けたい。
そうですよね。同じような興味・関心を持つ人、同じような考え方の人たちといると、気が楽でいいのですが、批判してくれる人など、いろいろな人と話すことって大切なんですね。
いままでのネットコミュニケーションの変化から考えて、今後はどのように発展していくのか気になる。ゲームの世界のように空中に画面が出てくるような技術が生まれてメールを打ったり電話をかけたり、、、今後のコミュニケーション形態の進化が楽しみである
この間、Appleからそんなディスプレイが発表されましたよね。
コミュニケーション手段の分類を行った際には、自分一人では思いつかなかった項目について、他の人と考えを共有したことで新たな発見があったり、考えが広がったりした。
グループワークのいいところですね。コミュニケーションをとりながら、自分の気づきだけでなく、他人の気づきも自分の学びにしてしまおうと考えて、積極的に取り組んでください。
16通りのコミュニケーションの具体例を書く時、人数の方の「多」がどこまでをくくって良いのか分からなかったので難しかった(例:YouTubeの動画の配信する方は多か1か)
グループで配信するのは1ですね。ただ、グループで同時に別々の歌を歌うなど、複数の内容を同時に送るのであれば多だと思います。
小学生のころはまだ周りの人もスマホを持っていなかったし、自分も持っていなかったので、遊びの約束なども学校で事前にしていたし、絶対に会えるようにしていた。だから、情報の発展しきった社会に生まれてきた自分たちも、それらに頼らず生活できていたと思う。
人間、便利なものを手にすると楽な方に流れちゃうんですよね。なくてもできる必要はないのですが、なくてもできるにはどうしたらよいかがわかっている方がいいですよね。
佐藤先生が新聞に載ったときに、北海道の一般読者から直接電話が来たという話を聞いて、とても怖いと感じた。今の社会は簡単に個人を特定できるため、今後インターネットを使用する際は十分に注意しようと思う。
新聞で授業の様子が掲載されたときに、一般の新聞読者から直接応援メッセージの電話がかかってきた話ですね。勤め先は特定できるわけですが、自宅が特定されるわけではありません。そのため、学校を出るときは周囲に注意し、誰かに付けられていないか常に注意を払うようにしています。ちょっと誇張していますが、ホントです。
Z世代の問題点を挙げられ、意外な問題点もあった。例えばテレビを見ないせいで共通の話題がなくなる、ということが挙げられていたが、昔の人はテレビしか話題がなかったのか、と思った。
テレビ以外にも話題はありましたが、広く日本中同じものを見るって本当に少なくなりましたよね。
自分はレコメンド機能で1時間くらい使っちゃっているから気を付けたい
「あなたへのおすすめ」って結構刺さりますよね。こんなのも、あんなのも、って見ているうちに1時間、わかりますよ。気をつけましょう。
サイバーカスケードという言葉は初めて知ったけれど、SNSのTwitterなどは似たような意見や同じ趣味の人達だけと繋がり、閉鎖的で特定のジャンルの情報しか共有されなくなってしまうので気をつける必要があると思った。
匿名で投稿できるのには安心感があるようにも見えるが、身近な人から自分だと特定されてしまう恐れもあるから、匿名だからと言って自分の発言の責任が軽くなったというわけではなく、実名と同じように慎重に投稿するべきだと思った。
ソーシャルメディアによって、同じ関心を持つ人と知り合える一方で、意見が極端になり排他的な傾向が生じることを知り、異なった考えを持つ人とたくさん触れ合って、偏った考えにならないように気を付けようと思った。
時間や場所の共有の有無や用途によって、伝えるメディアが異なるのでTPOに合わせたもので、伝えることが大切だと考える。
サイバーカスケードが起こる理由として、グループに反対意見をいう人がいないというのも大きいのではないかと感じた。人は共感を得ることで喜びを得るので、何を言ってもたいてい共感が得られてしまう環境では行き過ぎた意見を言うことをしないと共感を得られない、また大きい反応が返ってこない状態になってしまう。そうなってしまうと極端な意見を言わなければならないと考える人が生まれてしまうのだと思った。
昔に比べて他人との距離感がSNSの発達などによって近くなったが、その分SNS中心の生活になってしまい、リア友と遊ぶ機会やご近所付き合いなどが少なくなっていると個人的に感じている。リアルな人の方が温かみがあり、私的には疲れないため、もっとSNSではないリアルな友達や人と関わっていきたいと思った。
自分も知らないうちにサイバーカスケードのように自分に都合の良い情報ばかり集める傾向があると思った。
時間と場所を共有せずに双方向からコミュニケーションができるものは無いという話に対し、一瞬疑問を抱いた。よく動画サイトで「コメント欄でリクエストがあったものを作りました!」という内容の動画を見ていたので、これは時間も場所も共有せずコミュニケーションが双方向から成り立っていると考えたからだ。でもその後に手紙は双方向ではなく一方向の積み重ねだとおっしゃっていたので、これもその一部だなと思い納得した。
確かに、今のコミュニケーションの便利さは自分の携帯を持っていなかった小学生のころとは全く違うものになったと感じます。小学生の時はどこかに行こうと思ったときに、しっかりと計画を立て、持ち物や集合場所などを紙にメモしていました。今でも計画立てはしっかりと行うようにはしていますが、「結果の予見」という機会は減ってしまったのかなと感じます。そのため、これからはいろいろな場合を予測して計画を立ててみることもしてみたいと思いました。
フィルターバブルという言葉には偏った考えを形成するというイメージが強かったけれど、その専門性を活かして自分の知りたい情報を発信してみると考えが深まりやすいというメリットもあるのだと知った。
コミュニケーションの形態についてエクセルでまとめてみて、自分では思いつかなかったことがグループやクラスとの共有を通して意外にも身近にあったんだ!というような発見ができてよかったです。特にわからない部分を他人に聞きながら自分のかけている部分を補られる授業ができて楽しいと思いました。
私は今回ネットのアクセス記録の活用についての話が印象に残りました。私はどこでもスマホさえあれば手軽に見られるという理由から今まで新聞を電子で見てきたけれど、そのトピックにもアクセス記録が活用されていると学びました。いろいろなことを知ろうとしても自分が興味のあるが多く表示されるため、結局偏った方面についての知識が多くなってしまうのかもしれないと思った。そういった意味でも紙で新聞を読むことは大切だから、新聞をとってみようと思った。
今日は授業でコミュニケーションの形態について考えたが、AIとのコミュニケーションの場合はどうなのだろうと思った。AIを使ったコミュニケーションは、まず時間を共有しなくてもよいものが多いのではないかと考えた。AIは情報を記録したりすることができるので、受取側が好きな時間に見ることができ、ダウンロードやコピーによって人と様々な情報を交換できるという利点もある。また、インターネットを使用するときのように場所を共有しなくてもよいものも多いのではないかと思う。例えば、通勤時間中にネットニュースをみるなど、時間をより有効活用しようという人々の意識もこれによって高まるかもしれない。そしていまや勉強でもAIを使うことがある。これはもうAIとコミュニケーションをとっているといっていいかもしれない。例えば自分が入力したことを調べて表示してくれたりすると、場所の共有なし・時間の共有あり・一対一・双方向のコミュニケーション形態が成り立つ。これからは人とのコミュニケーションだけでなくAIとのコミュニケーションをとることが必要となってくると思う。しかし、AIからの回答には人が作ったサイトや情報が含まれていることを考えると、自分とAIとその他の人々との三角コミュニケーションのようなものが形態となると思う。
様々な情報の伝達手段が生まれたことで一人一人の発言力が高まり、昔よりも主張をするのが簡単になった。これは平等性や多様性の観点から見れば昔よりも良い社会になったが、その分個人の発言に含まれる責任も重くなっていて、普段からの発言(特にSNS上での)には気をつけたいと思った。
表を埋める作業で、双方向よりも一方向の方を考えるのが難しかったです。私は今は珍しいと思うのですが、スマホなどよりもテレビをよく見ます。だから作った表の中身も班のメンバーはTwitterなどに関するものが多かったけれど、私はテレビ関連のものを多く思いついたりして、面白かったです。同じテレビ番組を見る、というのがとても減っているというのは最近感じます。でも、去年あったサッカーワールドカップは、クラスの人もほとんど見ていたので、スポーツ系だとみんなよく見る気がします。
コミュニケーションは便利になってきた。だが、その一方で待ち合わせ方が簡潔すぎてしまうなどの問題点もあがる。その問題点を解決するのもコミュニケーションのツールであるスマホなどであるから、スマホなしの生活ではうまく生きられないような人が増えてしまうと思う。
今日の授業で印象に残っているのはサイバーカスケードという言葉です。確かに自分の意見に似た意見の人が集まると、自分の意見に自信が持てるように思います。この感覚が過激な意見を生み出してしまうのだと思いました。また、ある意見の人をたくさん見かけると、それに影響を受けて同じ意見を持つようになることもあると思います。いい意味でも悪い意味でもインターネットの影響は大きいのだと思いました。

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