2023情報I 1学期
第7回 授業の振り返りより
質問より
- 情報技術がこれからさらに発展していくことで、将来的にAIが感情を持つことはありえると思いますか?
- 人間の感情って気まぐれだったりしますよね。この気まぐれはプログラムに書くことができないんじゃないでしょうか。
- レントゲンは情報技術と言っていいですか?
- 昔のフィルムに撮るタイプは「情報技術」というには苦しいのですが、最近のデジタル処理(画面でレントゲン写真を見せてくれるやつ)は情報技術です。AIに分析させて病気を発見するような活用ができるようです。
- ラノベなどでよくでてくるVRMMOはいつか実現するのか
- VRヘッドセットをつけて仮想空間に入り込んで遊ぶゲームですね。「ま、こんなもんかな」なら今あるものをオンライン化してもできそうですよね。納得するものを作るには処理速度の向上が必要なようですね。
- VRはどのようにして頭の向き(見ている方向)を把握しているのですか。
- 加速度センサーを使えば、向いている方向や首の角度なんかがわかりますよね。Googleマップが向いている方向を示すのと同じ仕組みです。VRヘッドセットはおそらくそれ以外のセンサーも使って頭の位置を測定しているのだと思います。
- 先生は私たちは情報技術が発展してから生まれたので、発展の速さやすごさを知らないとおっしゃっていましたが、先生の人生の中で、情報技術はどのような発展の歴史をたどっていますか?
- 私の高校生時代は、通信手段は家電(家の電話)しかありませんでした。コンピュータは夢の機械で、手元には電卓しかありませんでした。それでも休みの日にみんなで出かけたりできましたよ。
- VRを購入したら何のゲームをやるつもりですか?
- 私はゲームやらない人です。シミュレーション一択なんです。PS5にはGran Turismoしか入ってません。
- 電子マネーのIC型とネットワーク型の違いがあまりつかめなかった。
- IC型は内蔵されたICと読み取り機の間で暗号化されたデータをやり取りします。非接触式のものも多く、かざすだけで決済ができます。ネットワーク型はQRコード利用のものが多く、会員番号とそのタイミングで与えられたコードを読み取って、決済システムのサーバで認証し、決済します。決済までに時間がかかる傾向にあります。
- 体感が現実と全く一緒の完全な地球の再現とかって近いうちにできたりするんですか。
- デジタルツインっていわれますが、「モノ」においてはコンピュータ内に実物と同じ特性を再現することが行われています。コンピュータ内で負荷をかけてどこが壊れるのかあらかじめ予測したりしています。体感が一緒になるのはかなり難しいと思います。人間は「気配」を感じることができますが、気配を数値化して再現することができないからです。
- 3Dゲームは画面が変わるごとに計算しているとおっしゃっていましたがどのような計算をしているのですか
- キャラクターが横を向く場合、正面の画像と横の画像を切り替えるのでは不自然ですよね。だんだん横向きになる必要があります。右5度、右10度、右15度と画像を切り替えても、なめらかに変化しません。3Dゲームはキャラクター(などのオブジェクト:対象物)が3次元空間の座標で描かれていて、見る向きに合わせて対象を回転させた計算結果を出しています。下の図では3D空間の三角の板を60度回転させています。回転させたときの●○△の位置は元の位置から三角比(数Ⅰの教科書P134)の仕組みを用いて求めることができます。詳しい仕組みは数学の時間に学んでください。
3DCGは三角形(ポリゴン)を多数つないで作るので、多数の頂点を三角比で計算し、画面に表示しています。
- ARを搭載した眼鏡などはあるんですか?眼鏡をかけると相手の情報が見えるSFチックなものなど
- すでに使われていますよね。工場などで使われていて、次の作業指示が画面上に表示されたり、対象物の補足説明が表示されたりするそうです。こちらのビデオを見てください。
- 情報技術を一切つかってない仕事は存在するのか
- 人里離れた山間部や無人島で自給自足の生活をする以外、難しいのではないかと思います。ちょっと連絡を取るにも情報技術が必要ですからね。
- VRと映画の4Dを組み合わせて旅行を再現することは可能ですか?
- リアリティを目指しても結局作りものですからね。それで満足できる人もいるかもしれませんが、難しいんじゃないでしょうか。そこに行くまでのプロセスも旅行ですからね。
- もし日本の通貨が変わった際、それまでデータとして保存されていた電子マネーに対してどのような対応がとられるのだろうか。ただ、データ、通貨の基準を書き換えるだけで済む話なのか?
- ちょっとした改修でできると思いますよ。内部的には現行通りで、入出力のところで変換するプログラムを書けば済むんじゃないでしょうか。
- キャッシュレス決済はなぜ多岐にわたって方法があるのでしょうか(一つの会社にしたらすごく楽そう)
- キャッシュレス決済の運営会社は決済手数料で儲けているので、自社の普及を目指しますよね。ある程度のシェアがないと運営費用がかさんで撤退や他社との統合になります。
- 教科書には載っていないようなメタバースも情報技術だと呼べたり、これからの産業に深くかかわっていくのだろうか。
- メタバースはもうちょっと社会的インパクトがあるかと思いましたが、そうでもなかったですね。過去にももう一つの仮想社会が注目されたことがありますが、長続きしませんでした。
感想より
- パワーポイントは発表スライドをつくるとき以外にも、一枚のページだけうまく使うという使い方があると分かった
- わかりやすいように図解するツールとしてPowerPointは便利に使えるんです。
- グループワークが難しかった。パソコンの画面を挟むので、会話が難しかった。
- そうですね。画面で区切られているので、リモートワークと同程度のコミュニケーションレベルかもしれませんね。将来的にこの経験が役立つこともあるかもしれません。
- パソコンの多さに驚いた。調べるのではなく、自分で考えるのが普段あまりやらないせいで難しく感じた。今後は、調べる前に一度自分で考える癖をつけたいと思う。
- スマホの影響ですぐに検索しちゃう人が多いのですが、まず考えてから検索すると、知識が得られるのではなく、理解が得られることになりますよね。ここは大きく違います。様々な場面で思考力が問われる時代ですから、ちょっと考える癖をつけるだけで、学びが深まります。
- わたしたちは、何の疑問もなく身の回りの情報技術を使っているが、よくよくその仕組みを考える機会がなかったので、この授業をきっかけに調べたり、情報に詳しい親に聞いてみたりしたいと思った。また、それらの技術が普及する前のひと昔前の生活の話も、聞いてみたい。面白そう。
- 家にある情報機器と言えば、テレビとラジオと家の電話しかなかった時代から生きているので、お話しできることたくさんありますよ。
- グループワークの際に、グループの人が自分が考えもしなかったことを書いているのを見て人の頭の中身は人によって全く異なるのだと改めて感じた。
- グループワークの醍醐味ですね。自分の頭で思いつくことは限られているので、他の人の発想も取り入れて幅広く物事を見ることができるのがグループワークのいいところですね。
- 22ページ左上の絵のように、昔はインターネットがない状況で待ち合わせをしたりしていたわけで、そういう人も今では携帯を使っているから、情報技術が常に発展している現在においては状況にどんどん適応していくことが必要なのではないかと考えた。
- 私達は大変便利なものに囲まれて生活しているけれど、その一方で依存してしまったり、健康をがいすることがあったりする問題も発生しているので、自分でうまくつきあっていくことが大切だと思った。依存しているものは本当に必要なものなのか、依存していることで失っているものはないかよく考えることが大切だと思う。
- 身近にあるものの仕組みをスマホですぐに調べる前に一度自分で考えてみることの重要性がわかった。今後は自分で一度考える姿勢を大事にしたい
- これまで教室で行っていた授業をコンピューター室でおこなうことで、備え付けのパソコンによりサーフェイスで調べながら学習ができ、作業が円滑に進むと感じた。
- パソコン室での授業は画面が教室の時よりも多いので、とても効率が良く、やりやすかった。班のメンバーと協力してパワポを作ったりするのは新鮮だったし、学校に来て授業を受ける意味というのがそこにあるのだと思う。
- まだグループの人同士、緊張していて、他人の意見に、付け加えができなかったし、気づきを共有できなかったのが、反省点。私は、立派なことは全く言えないが、どんな些細なことでも、とりあえずいってみたい。些細なことしか思いつかないのだから、より相手の意見に耳を傾け、吸収するのが効率的だなと思った。
- 意識してみたら身近に情報技術がたくさん使われていたことを授業じゃないと気づけなかった。あまり使われてなさそうなところにもたくさん使われていたため、自分たちは情報技術に慣れすぎてると考えた
- 確かに便利になった。身近になった。不安になった。この三語に現代のIT事情が表されている。と思った。どの産業のどの分野にも、IoTがあった。
- 学校で使用する一人一台端末も学校教育の情報化の一つの例であると思った。しかし、情報化しすぎることによって、逆に不便になることもあると思う。ケースバイケースで使い分けていくことが必要と感じた
- 教育の面で情報を使っている面はたくさんあると思ったが、スライドに書こうと思ったらあまり出てこなくて、日常でよく観察して自分の生活を見直すことが大切だと思った。
- 教科書に載る情報技術のトレンドがたった5年で変わってくるように、情報化のスピードはとても速いことを実感しました。出てきた情報化の例で電子決済があり、私はPASMOをかざす時などに使っていますが、電磁誘導を使っているくらいのことしか仕組みを知らないので、何でケースに小銭を入れていても問題が無いのだろうと思ったことがありました。思うだけにとどまらずに調べるようにしていこうと思います。
- 産業であったらいいなというものをだしてみたけど、実は本当にあるものばかりでこんなにロボットが活躍していると知ってびっくりした。しかし調べたらすぐ出てくるわけではないから、全国各地に広がっていないと思った。
- 私たちの身の回りには多くの情報技術があふれているなと改めて感じたと同時に、先生に言われた通り、それがどういう仕組みなのか気にも留めていなかったなと感じました。また、今ある多くの情報技術を自分の好きな分野に応用して考えるのがとても楽しかったです。ほかの授業でも自分の身近なこと、好きなことに応用できないかと考えながら学習して、楽しみながら知識をつけたいです。
- 情報の進化の中で生まれた私たちは、情報の進化のありがたさに気づけていないことが多いと分かった。本当に情報を使いこなしているのは情報の進化をはじめから見ていた人たちなのではないかと思った。私は今のこの情報がありふれた社会への感謝やその社会の危険性を主観的にも客観的にも理解する必要があると思った。
- 情報化によって確かに便利ではあるのだが、やはりアナログ(?)というか人間同士の会話も大切だと思った。感情や意思疎通がしづらい。
- 情報技術が発達して、人々はいろんなことを正確に知ったり、効率的に生産できるようになったりしたことはとてもいいことだと思うが、コンピュータがさまざまなことをやれるようになった分私たちの技術が下がってしまったのではないかとも思った。コンピュータなんてない時代でも、昔の人はほぼ正確に距離を測ったり、一寸の狂いなく建築物を作ったりしていて、そういう伝統的な技術は大切に文化の中で保存されるべきだと思う。
- 世の中が情報社会になり、多くの産業で活用され、便利になったり新たな娯楽などが生まれたりしたとわかった。しかし、すべてが情報化してしまうと逆に不便になってしまう時があるのではと考えた。この前自分のLINEアカウントが急に使えなくなって、クラスラインなどが見られなくなって困ったことがあった。また、今はスマホ一台で多くのことができるが、逆にもしスマホが使えなくなったら、大きな支障をきたすことになってしまうと思う。情報機器を持っていなかったり使えなくなっていたりしたら生活に支障をきたすこともあるのは問題ではと思った。
- 先生の仰る通り、情報機械は物心ついた時から身近になっていたので、仕組みを考えたいと思ったことが無かったことに気がついた。次々出てくる新しい技術も、当たり前ではなくて沢山の好奇心と研究の上に成り立っているのだろうと思う。
- 調べるのではなく自分の妄想を書けばよかったので、とても取り組みやすかったです。少し考えただけでもかなりの量の例が思いつくあたり、かなりコンピュータが私達の生活に深く関わっていることを実感しました。
- 農業のように、平坦な視点で見ると情報通信とかかわりのなさそうな産業でも、深いつながりがあることを再確認できた(例えばカ〇ビーのジャガイモ畑では、AIが土の湿り度、成長度などを検知して水まき、肥料巻きなどを行っている→収穫量が導入前の1.6倍になったそうです)。こうした産業の機械化が進む中、われわれ人間の役割はどんどん失われている。機械が人間を雇い、解雇しているような状況なわけだ。そんな状況で、人間の、人間にしかできない、生み出せない『価値』を探ることが、我々に示された必至の道。これは、機械を用いても知りえない、答えのない問いだ。『人間』がまだ社会つまり産業にとって必要か、この問いへの向き合い方が岐路となるであろう。
- 歴史の授業でクラス全員で同じスプレッドシートを編集するということをしているが、これも情報化が進んでいるからこそできているんだなと思った。今後さらに情報技術が発展していくと思うので自分自身も対応していきたいと思った。
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