2023情報I 1学期
第5回 授業の振り返りより
質問より
- ジオタグは気づかないうちについていることはあるのか。
- 無いはずですが、上手くだますアプリは作れるかもしれません。
- ジオタグを完全につけずに写真を投稿することは可能なのですか。
- ジオタグ、普段から切っておかないんですか?「旅行記」みたいなものを公開している人以外、ジオタグはつけない設定にしておくのが一般的だと思います。
- LINEは書き込んだことがインターネットに残らないが、テレグラムは履歴も残らないのだろうか
- テレグラムはメッセージアプリですから、サーバー側にメッセージは残りませんが、インターネットの経路には接続の履歴は残ります。
- 顔認証なら指紋認証や数字のみのパスワードよりも安全ではあるのでしょうか
- 数字のみのパスワードは暗証番号やPINといわれ、パスワードと見なされません。顔認証は指紋認証と同程度の安全性があると考えられます。
- SNSに写真を投稿する際、個人情報の流出を防ぐためにモザイク・ぼかし加工をする方が多く見られますが、他人がそのモザイク加工を外すことなどはできてしまうのでしょうか?
- できません。簡単に説明すると、元々1mmのマス目に色を塗っていたものを1cmまとめて同じ色で塗ることにしました。その1cmのマス目の色を見ながら、1mmのマス目を塗り直すこと、できますか?
- インスタにプロフィールを大体の人がたとえば tckw 78th クラス 名前などを記入していますがそこから個人が特定されたという話をあまり聞かないのはなぜでしょうか?
- 個人を特定するメリットがないからです。炎上したり犯罪を犯したりして社会から注目を浴びることになると、そういった情報から個人が特定されます。
- オンラインゲームで知らない人とマッチングしたときにボイスチャットをオンにする場合、気を付けたほうがいいことってありますか。
- 気をつけた方がいいのはボイスチャットをオフにすることです。ゲームだとつい不適切な言葉を発したりすることがありますよね。そういうことの無いよう完璧に自分がコントロールできるのであればオンにしてもいいのだと思います。
- グミ指は使った後食べられるのか?
- 食べられるように作れば食べられるんじゃないでしょうか。
- テレビに出てるような有名人はどのようにして自分の個人情報を守っているのか
- 極めて慎重にSNS等を利用しているのではないでしょうか。
- ネットの世界の人たちの技術は警察の人たちの技術と比べてどちらのほうが高いのか
- ネットの人たちは基本アマチュアです。警察の人たちはプロですからね。というか、高い技術を持った人を採用したり協力してもらったりするようですよ。
- パスワードを作る際に機密性を高めるためにはどのようにして設定すると良いですか。
- アルファベットの大文字小文字、数字、記号などを含めたものにすることや、多要素認証を使うとよいでしょう。
- パスワードを忘れないようにスマホのメモ機能を利用して、記録を残しているのですが、それは安全なのでしょうか?
- 安全と考えるレベルは人によって違います。自分で不安なのであれば、安全ではないのかもしれません。パスワードだけ記録してあるのであれば、安全かもしれませんが、サイト名やIDとセットで記録してあれば危険かもしれません。
- 企業は就活生のSNSアカウントを調べるといっていましたが、おなじ名前や住んでいる地域の近い人と間違えられたりすることは、ないのでしょうか。
- 無いとは言い切れないと思います。
- 偽サイトと公式サイトを見分けるにはどうすればよいですか
- URLをきちんと見ることです。パソコンであれば上部にURL(アドレス)が表示されています。スマホの場合は、ページを下にスワイプすると表示されます。URLにはルールがあり、なりすますこともとても困難ですから、偽サイトはすぐにわかります。そのためには知識が必要ですね。
- 私はよく検索エンジンを使用しているのですが、その中にはプライベートモードやシークレットモードというところがあります。それらの中には自動保存されないと書いてあるのですが、実際アクセスしたサイトから使用した人の情報はわかるのでしょうか。
- 捜査関係者以外に、使用した人の情報はわからないと説明しました。シークレットモードはそのパソコンに履歴が残らないだけで、そのパソコンが使われたという情報は経路にすべて残ります。
- 授業で「触って既に指紋がついているスマホに指紋認証でロックをかけても意味ない、と専門家が言っていた」とおっしゃっていましたが、一番安全なロックの方法って何なのでしょうか。生体認証なら安全だと思っていたので先生のご意見を聞きたいです。
- セキュリティを考える上では利便性とのバランスが必要です。妥当だと考えられる認証方法が必要なのであって、完璧でないことを理解して使うべきということです。一番安全なロックの方法は、銀行の地下金庫に預けることです。それじゃ使えないですよね。
- 授業で通信会社は個人がアクセスしたサイトなどは公開することができないと言っていたけれど行方不明の人や重要事件の容疑者などのアクセス履歴を警察の捜査のために公開することはありますか?
- 通信会社が公開することはありません。捜査があれば、警察に開示することはあります。開示された情報から、警察が情報を公開することはあります。「○○を最後に足取りがつかめません」というのは、携帯電話の位置情報を元にしていることが多いようです。
- 授業中に数字6桁のパスワードは0.01秒で突破されることを知りましたが、何秒以上かかったら安全なパスワードといえますか。
- 何秒なら安全という基準はありません。数字6桁だけだと総当たりでもすぐに突破されるということです。文字や記号を混ぜることで格段に安全性が増します。
- 本で読んだ、指紋認証で、指ではなく指の関節を使うというのは、効果があるのか。
- とても効果が高く、対費用効果も高いのであれば,一気に普及しているはずですよね。
- 迷惑行為によって炎上している人がよくいますが、なぜこんなに多くの人が迷惑行為をしてそれをネットに載せてしまうのでしょうか。すでに炎上して人生台無しにしている人や迷惑動画のコメントを見て反面教師にしないんでしょうか。
- 「注目されたいから」という理由が多いようですよね。手法が違うというか、結果の予見ができないというか、ちょっと理解が難しい部分もありますよね。心理学的な研究が必要そうですね。
- マイクをオンにしてもマイクがオンにならなかったのですが、なぜだと思いますか?ミュート解除をクリックしても小さい真っ黒の画面が出てくるだけでミュートを解除できませんでした。設定などで間違ている箇所があるのでしょうか?
- おそらくzoomのアプリがマイクを占有しているのだと思います。zoomのアプリは接続終了後も常駐するので、タスクトレイのアイコンを右クリックして終了させる必要があります。
- 関係なくて申し訳ないのですが、他校の情報の先生はどういう授業スタイルをとっているのか教えていただきたいです。
- 中学時代のお友達から聞いてください。聞いたら教えてください。私が聞いている範囲だと、教科書の説明を延々と先生がする授業や、指名した生徒に教科書を読ませるなど、知識重視の授業が多いようです。
感想より
- サイトにアクセスするだけであれだけの情報が抜き取られているのを初めて知った
- 抜き取られれているのではなく、自分から名乗り出ているのです。あれだけの情報を提供することで、あなたに適切な形で情報が提供されるのです。
- 今回の単元は横断歩道に似ていると思った。なぜなら、横断歩道はしっかりと確認してから渡れば問題ないが、確認せずに渡ると非常に危険になってしまう。情報に関しても同様だ。また、信号機を設置するようになにかシステムをつくることも重要だと感じた。さらに、情報を何も考えずに投稿している人は歩きスマホをしているのと同じようなものだと感じた。このようなことから横断歩道と情報モラルは似ていると思う。
- なるほど。いい視点ですね。信号機があっても無視する人もいて、重大な問題になったりするのかもしれませんね。
- 今日の授業で印象に残っているのは、自分がどんなサイトを閲覧していたか、調べようと思えば第三者が調べることもできるということです。警察などが調べることができることは知っていましたが、自分が使っているWIFIから親が調べることもできると聞いて、ショックを受けました。でも、具体的にどのような手順で調べることができるのかが気になりました。もし簡単に調べることができるなら、家族とは言えど個人情報の流出ということになってしまうのではないかと思いました。
- 第三者が調べることはほとんど不可能ですが、家のWi-Fiを設置した人にとっては、とても簡単に調べられます。ネットワークの中継点にはどの端末からどこのサイトにアクセスしているか、記録が残っています。家庭用ルータも中継点の一つですから、当然記録が残っています。この記録は家庭用ルータにログインすれば見ることができます。同様に、freeWi-Fiの設置者や学校のWi-Fiの管理者(東京都であって、校内にはいません)から接続先は調べられます。ちなみに、通信内容は読み取れないことが多いと思います。個人情報の流出には当たりません。仕組み上当たり前のことなんです。
- snsに鍵アカだから安全などといった絶対的な安全はないのだと分かりました。でもそれは現実の世界でも同じで、snsは現実以上の注意が必要なだけなのかもしれないと思いました。私はLINEでもインスタでもよく友達と会話するので今まで以上に注意して使いたいと思いました。便利なものを便利なものとして使うためには、モラルが必要であると思いました。
- その通りだと思います。実際に社会の中で生きていくと、それなりのリスクがありますよね。そういったリスクがインターネット上にもあり、実際の世の中より気をつける必要があるということなんですよね。「知らない人について行っちゃだめだよ」といった、基本的なリスク回避が必要なんですね。
- 個人情報の流出は、自分以外の誰かに情報を渡した時点で止められなくなるものなんだと思った。
- そうなんですよね。そこを忘れがちなんです。
- 自分はインスタグラムに結構投稿している人で、自分も含め人の顔は絶対にあげないようにしているが、今日の授業で指紋のことや瞳孔に映る景色を聞いて、もう一回意識を改めなければならないと思った(本当に個人を特定しうる情報が入っていないか)。1人がマナーやルールを守っているだけでは安全な情報社会は成り立たないことに気づいた。
- 世間から注目されることがなければ、ある程度は問題ないのですが、世間から注目されると、ちょっとした情報をつなぎ合わせて個人情報が作られていってしまいます。ネット上に情報を載せるときは、世間から注目されないよう、慎ましやかに生きていく必要があるということです。
- Webサイトにアクセスしただけであれほどの機種情報が相手に届いているとは知らなかった。他にも知らない間に情報がとられてるかもしれないと思うと恐ろしい。
- アクセスに必要な情報は、授業でアクセスしたページに表示されるだけのものです。そのほかの情報はあなたが同意しなければ提供されません。よくわからないまま[同意]ってクリックして、ほかの情報を提供している可能性はあります。
- 情報モラルというよりは、破った時の影響が強くなっている一般的なモラルといったほうが理解がしやすいと思った。ネット上でやってはいけないことは、現実の世界でもやって常識的にやってはいけないことに当たると思う。
- あぁなるほど。モラルのない行動をした時のしっぺ返しが強いのが情報社会だということですね。
- LINEは送った写真が会社に保存されると聞いたことがあったが、今日の授業で写真はインターネット上に残らないと言っていて驚いた。
- 写真についてはアルバム機能もあるので、残っているものもあると考えられます。
- ネットに自分の顔とかを挙げているインフルエンサーたちは住所とか特定されていないのかが気になった。
- そういう不適切な行動をとる人って「ストーカー」だったりするわけで、実際に一定数存在しますよね。そういう人は住所をさらすことはせず、自分だけの情報として持っていると思います。
- 情報モラルといっても普通の常識、良識と大して変わらないな、とも思った。ただ自己顕示欲や悪ふざけが行き過ぎたものが炎上しているのかな、と考えた。
- 情報を発信する際には少し立ち止まって、未来のことを考えてみるのが大切だと思った。また、情報社会に生きる一員としての自覚を持たなければならないと改めて思った。
- 自分がインターネット上で行ったことは世界に公言していると考えても恥ずかしくない行動をする
- 機種の情報は大体ばれてるというのに驚いたので、インターネットの仕組みについて知らないことがたくさんあって、それが一番危険なのではないかと思った。情報モラルを守るためにも、その知識をもっと増やしたい。
- 個人情報を漏らさないために、写真の背景に気をつけるだけでなく、写真を投稿する時間にも気をつけたほうがよいと思いました。私の友達がインスタのストーリーという機能を使って撮ってすぐの写真をあげているところを見たことがありますが、それはリアルタイムで自分の今いる位置情報を漏らしているのと同じことではないかと私は考えています。また、顔写真をのせる際に、いくらモザイクなどをかけてもガラスや鏡に反射して顔が映ってしまうケースもあると思うため、顔写真はむやみに投稿しない方がいいと思います。もし投稿するなら、時間を置いたり、写真の背景を反射しない素材であるところにしたりして、十分な対策をするべきだと思いました。 自分が被害者にならないために、私はいつもスマホのパスワードを入力するときに周りの目を気にするようにしていましたが、教科書のように後ろから除かれていたり、また動画をとられていたりした場合、指の動き方でパスワードを特定されてしまったりする恐れがあることに気が付きました。今後は人が混み合うような場所でスマホのパスワードを入力したり、スマホの中身の情報を知られないためにもメッセージのやりとりなどは控えようと思います。
- 制服が個人情報を伝えてしまうことはこうやって問題として出されるとすぐにわかるがいざ自分がアップロードするとなったときにしっかり一呼吸おいて考えられるかどうか不安になった。
- オンライン授業だったので、普段の授業とは違う人と意見交換をすることができ、新鮮だった。自分はSNSをとてもよく使うので、これまで以上に、個人情報を公開しないように気を付けて利用したい。顔の写真で瞳の中に個人情報が映っているかもしれないことは初めて知ってとても驚いた。
- 今回の授業で作った標語 消えないよ その投稿は もう二度と安易にsns上にのせたものは、たとえ自分が消しても他の人にスクリーンショットなどで保存されてしまうと消えることはないので、気を付けなければならないと思った。また、瞳に写ったものから場所や撮影者が特定されることがあるということに驚いた。
- 情報モラルという括りで特別感を出すのではなく、あくまで現実世界のモラルの延長線上であるという考え方が大事だと気付いた。標語「情報の世界を普通に生きる」
- 世界中の人とつながるインターネットを、LINEのような『自分』と『相手』で会話し第三者とはつながらないいわゆる『狭いコミュニケーション』と同じ感覚で利用してはいけないと感じた(しかし、lineにおいても情報発信には十分気を付けるべきである)。
- インターネットと現実を別々に考えず、インターネットに向き合うことが大切だと思った。
- 通信という言葉の考え方が変わった。今まではやるなやるなだったが、考えることが大切だなと思った。
皆さんが考えた情報社会を生きる上での[標語]
- 匿名でも自分や相手が傷つかない行動をしよう
- 一旦ストップ!そのコメント親に見せられる?
- いつもの軽口は一時の恥、ネットの書き込みは一生の恥
- 自分の知識をフル活用。二つの世界で生きていく
- 出す前に 一度確認 SNS
- 広がる便利 ルールとマナーで 安心に
- その情報 ほんとに本当 まず確認
- 「いいねを気にする前に自分のこと気にする
- その言葉 面と向かって親に言えるか
- 投稿は 相手に許可を 取ってから
- もう一度 確認しよう その画像
- 電子機器とにらめっこ 向こうにいるのは人ですよ
- その投稿 ほんとに安全? 一度置く
- その言葉、家族に言えますか?
- パスワード 使いまわしは 絶対厳禁
- あなたの先には画面だけ。でも、画面の先は世界に繋がる
- SNS 相手の気持ち 考えよう
- インターネットは現実世界の延長線
- 投稿は一息ついて再確認
- 画面の仮面を外しても、あなたはそれを言えますか?
- SNS 使い方を 見直そう ついでに 自分も 見直そう
- 「身内だけ」 そんな思いの 投稿も いつも誰かに 見られてるかも…
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