2023情報I 1学期
第4回 授業の振り返りより

質問より

マインドマップはカラフルにおしゃれにデコレーションしているものをよく見ますが、デコレーションすることには意味はあるのですか?/マインドマップはなぜたくさんの色を使うと効果的なのか
マインドマップは考えを視覚的に表すものですから、色に意味を持たせて利用すれば効果的だと思います。でも、マインドマップの手法でメモをとるときに、カラフルな色に何度も持ち変えるようじゃ、メモが間に合いません。状況に応じて適切に使う必要があります。
授業中にマインドマップとフィッシュボーン図とロジックツリーは描く順番や本質などは同じだと言っていたがそれが脳に与える影響というものは異なってくるのでしょうか。
色が表現するイメージの効果が考えられます。ただ、「カラフル」という視点で複数の色を使うと、間違ったイメージが伝わる可能性も考えられますよね。
KJの略はなにか
川喜田二郎さんが考案したからです。
なぜ時間内におわらせなければならないのですか
ブレーンライティングの話だと思います。限られた時間の中でアイディアを出す手法ですから、限られた時間がそもそもの前提条件です。解決策を考えるのではなく、アイディア出しの手法ですから、パッと思いついたものを書くべきで、時間をかけ検討するものではありません。
ブレーンライティングの場合、一人が止まれば全員が止まってしまいます。何事にも時間の制約はついてきます。限られた時間の中でできることを考え、活動できる人になってほしいと考えています。
なぜマインドマップのように自由な感じで書くほうがつらつらと文を箇条書きするより効果的なのですか?自分の考え…枠にとらわれないことで思考の幅が広がるから
箇条書きだと上から整理して書きますよね。マインドマップも箇条書きと同じ考え方ですが、順序が限定されていないことが特徴だと思います。あらかじめ整理された形がわかっているのなら、箇条書きの方が効率が良さそうです。
意見をまとめるときに、似たものは積極的に一つにするほうが良いのか少しでも違えば個々で残したほうがいいのか
基本的には残します。残した上で共通点がわかりやすくなるような新たな見出しをつけます。
ブレーンストーミングで、だれがどう考えても間違っているような意見を出された場合も相手の意見に共感しなければいけませんか?例えば倫理的におかしい意見などです。
共感する必要はありません。ブレーンストーミングのルールには「共感」はありませんよね。批判をしないことは大切です。言わせておきましょう。
ブレーンストーミングで他者の意見に便乗し、発展させていくことと、自分で新しい意見を出すことのどちらを優先すればよいのか
どちらでもかまいません。思いついた方、ピンときた方でかまいません。自由な発想ですから。
日本人はブレーンストーミングが苦手だと思うとおっしゃってましたが、逆に日本人は何が得意だと思いますか?
とてもステレオタイプ的な回答をすると、日本人はあまり自由な発想が得意ではないので、発明より改善が得意だと思います。
ブレーンストーミングでは、ブレーンライティングのように時間制限を設けるのか
時間制限は必須です。出てこないアイディアは時間があっても出てきません。直感的にひらめくものを引き出す。
発想法にはたくさんの種類があると学びましたが、先生が特にお勧めする方法はありますか。
グループで発想するのに、KJ法はよく使われます。アイディアを出し合い、まとめるのには便利だと思います。
ほかに使いやすい発想法はあるのか知りたいです。また、それぞれのメリット・デメリットを知りどんなときに有効なのか知りたいです。
教科書や課題研究メソッドに載っているのが一般的によく使われるものです。メリット・デメリットは使われる場面や好みによって変わってきます。目的によって適切なものを選ぶとよいでしょう。
発想法と情報(おもに情報技術の活用)は関係があるのか
情報という教科は問題解決が軸になっています。情報機器や情報技術を問題解決に活用しようという全体の流れになっています。現段階では問題解決について学びながら、情報機器の活用に慣れる時期と考えています。やっとサインインができない人が減り、正しく素早く情報機器が活用できる状態になりつつあります。
私たちのあまり意識していない個人情報(顔や名前、生年月日などのわかりやすいものでないもの)というのはあるのでしょうか。
5回目の授業で学びましょう。

感想より

いままでは頭ごなしに他人のアイディアを否定するようなことはしていなかったがじぶんがこれは周りの人に否定されたり不可能だろうなと思ったアイディアは頭のなかで消していたから、狭い範囲でしか考えられていなかったんだと気づいた。ブレーンライティングの授業では制限時間のある中で無理にでも埋めるという制限があったことで、無理だと思われるアイディアも排除することなく一つの案としてだせるので、自分の思いつく範囲の限界まで出すことができた。
ついいいアイデアを出そうとしがちだが、散らかすつもりでやらないと凝り固まった思考から抜け出せないと納得した。
ブレーンストーミング、ライティング上で他人の意見を否定すべきではないことが好ましくない理由というのを自分なりに理解することができた。批判しないことで、自分も相手も様々な考え方を広い範囲で拡張できるのだと気づけた。
ブレーンストーミングは日本人に合わない、ということにとても共感した。日本人は周りに合わせることを好ましく思うが、それだと突出したものを持つ人が少なくなり、この先の日本が発展しないと思う。だから日本も海外と同じように自分の個性を強く伝えられるようになるべきだと思った。
ブレーンライティングが楽しかった。匿名だから、いつもの話し合いとちがって、気にすることが少なく、書きたいことを書けたと思う。だけど、SNSもこんなかんじで、匿名だから、なにも気にせずに書き込んでいるんだとおもった。匿名の危険性も考えられた。
ブレーンライティングで、自分では気付かなかった視点で書いてくれたので、面白く、情報モラルで大切な、他人の気持ちを知れて良かった。
ブレーンライティングでは、情報モラルについて自分が考えたことを他人にも考えてもらうことで、自分にはない視点や考え方を見つけられた。そしてその成果をKJ法につなげられるなと思った。また、匿名だからと言ってネットでもやもやさせるような発言を好き勝手してる人がいっぱいいる。yahooではコメントするアカウントに電話番号の情報を紐づけることで、攻撃的な発言が減ったという。でも今回、匿名で書くことで様々な考えを書くことが出来たし、みんなそうだと思う。だから、匿名での活動は良くないことだけじゃないと知った。
ブレーンライティングによって違う人の客観的な意見が簡単に得られたので、あまり手段が確立していないときにいろいろな意見を考えるには有効だと思った。
ブレーンライティングは、色々な意見を無理やりではあるけれど、出すことができて、時間があまりないけれど、たくさん意見を出したい時などに使うといいと思いました。マインドマップは、中学生のときに初めて知って、それ以来、私はマインドマップをテスト勉強の時など、勉強に利用しています。考えをまとめるやり方は、普段の学習にも役立つと思いました。
ブレーンライティングは初めてだったが、普段の意見交換より自由で、他人の考えが率直に伝わってきてとても楽しかった。時間制限は躊躇いに勝るので自分も思ったことをそのまま書いたし、匿名だと反論もしやすいと分かった。また、さらに質問や意見を言い合う場が欲しくなったので、最終的に話し合いに持っていく必要があるのだと感じる。
ブレーンライティングを行なったことで、アイデアを出すには質より量だと言うことに気づくことができました。また、色々な人から意見をもらうことができたことで、自分の意見の主観と周りのズレを認識でき、良かったです。今後はもっと色々な人の意見を聞きたいです。
ブレーンライティングを時間制限付きでやるとたくさんのアイデアを募集することができるし、すばやく思考しないといけないからいい頭のストレッチになりました。
意見をまとめることが多いため、バラバラに意見を出すことを逆に難しく感じた。
今までの中学校での話し合いなどでは思いついたことをどんどんあげるのではなく、質を意識していた。その時にもし質よりも量を意識して、どんなことでも思いついたことを挙げていればもっと良い話し合いができていたのではないのかと今回の授業で感じた。探究活動でも思いついたことはどこかに書き留めるなどして今回の授業を活かしたいと思った。
今日の授業で印象に残っているのは、批判をしない、ということです。実現不可能だと自分で思っても誰かが解決法を持っている可能性があるため、なんでもいいからアイディアを出すことが大事なのだとわかりました。振り返ってみると、いつも話し合いで案を出すときは、不可能だと思ったアイディアは自分の中でつぶしていたように思います。この授業を通して、そのアイディアが実現可能か不可能かは、アウトプットしてから吟味すればよいのだと思えました。でも、自分でもおかしいと思ってしまうような意見を人前で発表するには勇気がいるように思えるので、今回の授業で行ったような匿名でのブレーンライティングなどを活用した話し合いができたらいいと思いました。
時間制限があり、それに間に合わせるよう意識することで、率直な意見をもらうことができ、勉強になった。うまく言語化できなかった部分も、ほかの人の意見を聞いて、「それが言いたかった!」となったものもあったため、言語化の勉強にもなるなと感じた。
自分がうまく表現できなかったものを、他の人がもっとわかりやすく言葉にしてくれることもあるので、まずなにか意見を出したり、他の人の意見を広げてみることがとても大切なのだと思った。
自分の意見に他人の意見が寄せられていて感動しました。
自分の意見に対して様々な視点から意見が出てきて、その意見から、自分にはない考えを学ぶことができた。私は、人の気持ちを気にしすぎて、人の意見をすべて肯定することで自分の本当の考えがわからなくなることがよくあった。そのため、使い方には十分注意が必要だが、匿名のツールは自分の考えを明確にするものとして必要なものかもしれないと感じた。
自分の言動に責任を持つというテーマでネット上でも相手が目の前にいると想像するという対策を考えたが、賛成する意見もあれば現実的ではないので個人情報の対策を徹底したほうがいいのではないかという意見があった。ブレーンライティングをすることで自分や相手の素直な意見が分かってよいと思った。匿名でやることはネットいじめなどにつながるというマイナスなイメージをもっていたが素直な意見の共有においてプラスになることを学べた。
自由に意見を出すときに、「この意見は通りそうだから言おうかな」とか「この意見は少し的外れだから言うのをやめようかな」などと考えてしまう節があったので、これからは深読みしすぎずに発言しようと思いました。
初めは、ブレーンライティングでは短い時間で意見を書き出すので、間に合わないのではないかと思っていた。しかし、短いからこそ頭に浮かんだものを遠慮せずに書き出せて、時間内に意見を出すことができた。だから、このような発想法は今後も活用していきたいと思った。
人というのは一つの固定観念に縛られやすいので批判をしないでどんどん意見を言っていく方法はとても有効だと思った。
先に大きな分類を考えるのではなく、一番細かいことをできるだけ多く書いてからそれらをいくつかのグループにまとめ、それぞれのグループの関係を線などで示すことで、自分の考えをまとめるという方法をよく理解した。大きな分類を決めてそれに当てはまることを考えるよりも遥かに簡単で正確に自分の考えをまとめることができるということに驚いた。ほかにもマインドマップなど、多くの考えをまとめる方法がよのなかには存在しているので、もっと調べて、自分の考えを一番わかりやすくまとめてくれるものを見つけて、課題研究、探求などに活かせたらいいなと思いました。
他人の意見を聞くことで自分の意見が客観的に見て可能なのかどうかを判断しやすくなったと思う。
同じような意見ばかりだったけれど、人によって重要に思っている情報が違っていた。
匿名であると他人にどう思われるかを気にせずに意見を出せることを実感できました。匿名であると紙と時間が必要になってしまいますが、大量に意見を出す時は、その方がいろんな人が意見を言いやすい環境になるのではないかと思いました。良いところを学べた反面、匿名だからこそ誹謗中傷をする人のマインドを知りました。
発想ではあれこれ考えず、まず思い付いたことを多数出していくことが大切だと思った。どんな意見でもまず受け入れて、できるかできないか考えることはそのあとにすべきこと。
発想法について学び、前回の実習での話し合いの仕方について思い返しました。誰かが意見を出したときに、他の人はうなずいたりするだけで、発想を膨らまそうとしていなかったことに気が付きました。新たな発見や新たなアイディアを出したいときには、先入観を消すだけでなく既存の考えを膨らませていくことも大切だと感じました。
発想法を用いた情報モラルについてのプリントは、時間が決められているため普段より文章を精査できなかった。でもその代わり(考えを書く前に)無意識に否定してしまうことが少なくなり、いつもより楽に意見をかけた。何も思いつかない時も多分無意識に否定していることが原因だと思うから、そうゆうときは発想法をとりあえず使ってみるようにしたい。
無理くりアイデアを出して時間制限内に書きあげるという作業がとても難しく感じた。しかし、同時に自分の発想力という能力を伸ばしている感覚もした。

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