2023情報I 1学期
第2回 授業の振り返りより
質問より
- 情報は形がないという特性を持っていますが文字や手紙は形があるものではないのでしょうか。/本や手紙の「文字」は情報ではないのですか?(情報は「見えないもの」だとありましたが)
- 文字や手紙が表しているものが情報で、文字や手紙はメディアです。
- 表現メディアは情報を表現する手段ですが、情報を伝達するという意味の「メディア」がつくのはなぜですか。また表現メディアが情報を表現して伝える手段だとして、伝達メディアと何が違うのですか。/画像は表現メディアですが、撮った画像を相手に見せたら、伝達メディアになるのでしょうか?表現メディア兼伝達メディアになるのでしょうか?/何のためにメディアは分類されているのか、メディアを分類すると何に役立つのか気になりました。/表現メディアであり、記録メディアであるメディアなど複数の目的があるメディアもこの世にはありますか?/複数のメディアが合わさっているメディアはいくつかのメディアの種類を併せ持っていることがあるということですか?
- 教科書にもあるように、「メディアという言葉は、いくつかの意味でつかわれる。」のです。分類も厳密なものでなく、視点を与えているだけです。メディアという言葉や対象を、どのような意図で使っているかを理解する「視点」として分類を提示しているのです。
なので「何が違うの」って違うともいえるだけ理由を積み重ねることもできますし、違わないとも言えます。
- 今回の授業で例として挙げられていた気温はデータなのでしょうか、情報なのでしょうか、若しくはどちらとも考えられるのでしょうか。僕の考えかた(4月19日の最高気温が22度で4月20日の最高気温が24度だから2度上昇した。)=データ(天気予報士「今日の最高気温は24度です。」僕「じゃあ薄着でいこう。」)=情報
- 人によっては情報であり、人によっては単なるデータです。単に数値だけで無く、意味があるのであれば情報ですよね。
- どこからどこまでが情報なのかギリギリのところを具体例を挙げて教えてほしいです。教科書には、「受けてにとって意味や価値を持ち、何らかの影響を与えるものが情報」とありますが自分には関係ないテレビで流れてきたニュースなどは情報ではないという認識でよろしいでしょうか。
- あなたがどう捉えるかで決まります。自分にとって関係ないのであれば、あなたにとっては情報ではないということです。
- 根拠のない噂のようなものでも、その人に有益なものなら「情報」になるのか
- そういった根拠のない情報、活用することもよくあることで、有益に使われていますよね。
- メディアも情報も人と人との間で生まれるものだという理解の仕方でいいのかは少し疑問に思っています。情報とメディアは関係があるのかないのかが知りたいです。
- 人と人との間で情報を伝達するものがメディアなので、伝える情報によって適切なメディアがありますし、そのメディアでは伝達できない情報もありますよね。
- 「人」はメディアに入りますか?/人間もメディアの一種といえるのでしょうか?
- 生物学的に見ると、人間は遺伝子を伝えるためのメディアですよね。そうでなくても「情報通」と言われるいろいろな人に話題を振りまくような人はメディアになっているわけですよね。
- 自分がメディアの役割にあたるときにどのような点に気を付けるべきか
- 情報の仲介役ということですよね。誠実に実直に事実のみを伝えることを心がけることが大切だと思います。
- 情報の価値って何で決まるんだろうと思った
- 受け取る人の使い方で決まります。それが利益を生む情報であれば、価値のある情報ですよね。
- 意味や価値がなければ情報とは言えないのですか?だとしたら、そのひとだけに価値のある情報はその人だけにとって情報といえるのですか?
- そうです。受け取り側が情報だと思えば情報です。
- 「情報の特性」の「伝えても元のところに戻る」とあるのを「伝えても元のところに残る」とするのはいかがでしょうか。文章の気持ち悪さが軽減するかと思いますが、意味的には正しいでしょうか。
- その通りだと思います。元のところに戻るわけじゃないですよね。
- 7ページのメディアリテラシーの広告があったら詐欺にはならないのですか。
- 世の中にこんなグラフがたくさん使われていますよね。数値を書いているので詐欺にはなりません。
- インターネット上に保存される情報の量に限界はあるのか。
- インターネット上と言っても、どこかにリアルに存在する物体にデータが保存されています。現時点での保存容量に限界はありますが、必要に応じて設備を増強するので、事実上限界はないのかもしれません。
- グーグルのクラウドはどこに保存されているかわからないと授業内で言っていましたが、それによって情報が漏洩したり、情報がなくなったりすることはないのでしょうか
- どこにあるかが問題ではありません。どこにあっても同等のセキュリティが保たれているのです。
- クラウドストレージ内のデータを場所も定まっていないのにすぐ取り出せるのはなぜですか。
- インターネットでつながっているからです。使っている人からはどこにあるかわからなくても、使っているアプリはどこにあるのか掌握していて、すぐに呼び出せるよう手配しているのです。
- テレビやラジオ、新聞などの多くのメディアが人によって発信する情報を選択しているため、自身の意見を持つことなく公正な情報を発信する必要があるメディアにおいて人間が多くの情報発信を担っているのはなぜだろうと感じた。
- テレビやラジオ、新聞などのマスメディアは人を介しているので、会社によって考え方や傾向が違います。複数のマスメディアで政治や経済の記事を比べてみると、その傾向がわかります。同じ内容を伝えていても、立ち位置や見方が違います。それを理解した上でマスメディアを活用することも大切です。
- メディアがなぜmediumの略なのか知りたいです。
- 略ではありません。派生した言葉です。
- メディアは線引きが難しいと言っていて例えで100年前の手紙を挙げていたが、「人と人との間の距離を縮める」と「人と人との時間を超える」では後者のほうが適してると思うので個人的には記録のためのメディアと受け取りたいのですが、そのようにはいかないのでしょうか?
- 手紙を出した人は「伝達メディア」として使ったのだと思います。100年保管しておくと、メディアの性格が「記録メディア」に変化しますよね。メディアの分類は厳密なものではなく、メディアといういろいろな意味で使われる言葉を理解するための「視点」だと考えてください。
- もしインターネット上でコピー出来ない情報ができた場合、それをクラウドなどの記憶媒体に保存出来ますか?
- 電子情報として保存する場合、何らかの方法でデータにする必要があります。コピーができなくても電子データとして読み取ることができれば、保存できますし、それが元のものと違うものだとするならば、保存できないとも言えます。
- 意味や価値の付加というのは、天気予報で言うとその知識がなくても今日の天気がわかるようにすることなのでしょうか
- 教科書の例で言うと、風向や降水量、その他気圧などのデータを元に、気象予報士が天気予報という情報にするわけですね。
- 今の時代は、たくさんの情報があふれていますが、どの情報も似たり寄ったりの文章でどれを信じたらいいかわかりません。インターネットなど、調べたときに情報の多い場合、どれを信じればいいですか?
- なるほど。インターネット上の情報ですね。信じるべきは一次情報です。その情報を伝聞でなく、発信している人のところまでたどって確認することが大切です。
- 災害が起こった時にはまずどのメディアから情報を仕入れるべきか
- 災害が起こった場合、公式の情報源や信頼できるメディアから情報を仕入れることが重要です。とChatGPT入っています。いわゆる一次情報(情報を持っている人が発信している情報)が大切ですね。
- 情報のやりとりの主な手段がインターネットとなったのはいつごろからか
- 「主な手段」をどう捉えるかで違うと思いますが、個人的な印象では2015年頃ではないでしょうか。この頃から、外部とのやりとり(例えば原稿の提出)が紙を送付する方法から添付ファイルで送信する方法に変わりました。
- 情報は言葉によって伝わるとわかったが、言葉がまだ生まれていない時代にも情報に当たるようなものはあったのかということを疑問に思った。また、動物にもあるのか気になった。
- 絵で伝えたり、声で伝えたりしますよね。カラスだって敵が来た時の鳴き方とかがあり、情報を伝達してますよね。もっと言えば、生物って染色体で遺伝情報を伝えていたりします。
- 情報は残ってしまう特性を持ち、よくデジタルタトゥーなどといわれますが、閉鎖されたブログなども今見ることができますか?
- インターネットアーカイブという非営利法人が、過去のページを記録していますが、すべてのページではありません。一般的にデジタルタトゥーと言われるものは、社会的に話題になり、多数の人が魚拓(スクリーンショット)を取ることで、ネット上で消えたかと思っても、誰かが投稿することが繰り返されることによって起こります。
- 情報は消えないというが、情報を所有している人間及びコンピューターが(仮に、人間がなくなったりデータが消えたりして)全ての情報を失ったときでも、情報は消えていないといえるのか?
- 個人で持っている情報は簡単に消せます。「情報は消せない」という文脈では、「広く広まった」という条件がつくはずです。
- 人やタイミングによって情報の価値が変わるという話があったが、その価値がゼロになった時には、情報とはいえなくなるのか?
- そうなります。単なるデータになります。一昨日聞いた昨日の天気予報は、昨日の時点では情報ですが、今日になったら単なる「晴れ」などのデータになりますよね。
- 中学校の内容がどこまでわかっているべきか教えてほしいです。
- 他教科ではどう言われます?「中学校で学んだことは大丈夫ですよね」といわれるはずです。情報もそうしたいところですが、中学の実施状況の差が大きいので、中学で学んでいるはずのところから授業で扱います。それにもかかわらずわからない時は、中学の内容に戻ってみてはどうでしょうか?
- 情報には良い点と悪い点がありますが、先生は情報というものについて、どのようにお考えですか。
- 情報を活かしてよりよく生きていくことが大切だと考えます。活かすことが大切で、振り回されないようにしなければなりません。
- 中学生の復習のテストの回答って見ることはできますか?
- 受験直後に回答が表示されますが、その後は確認できません。
感想より
- メディアは情報を発信するものだと思っていたが情報の仲介であるということを知った。
- メディアは仲介役であって、向こう側には人がいることを忘れないようにしてください。メディアを攻撃するつもりでも、それは向こう側の人を攻撃しているんですよね。
- メディアは昔はテレビがメインだったけれど、今ではyoutubeやtiktok、instagramなどもメディアの一部となっていることが分かった。それぞれのメディアの特性を理解して、使えるようにしたい。
- テレビなどはマスメディア、YouTubeなどはパーソナルメディアなんて言ったりします。マスメディアは一般向けなのであまり極端な偏りがありませんが、パーソナルメディアは偏りがあるからバズるので、情報源の一つとして活用することが求められます。
- 以前、歴史のレポートを作った時、事実だけを書いていたため他人に伝わりにくいものになってしまいましたが、情報として他人に伝えるためには、グラフや分かりやすい言い回しにするなど、意味や、利益を付け加えることで分かりやすく他人に伝えることができると思いました。今後は他人への伝達は、事実を伝えるというイメージではなく、情報を伝えるというイメージを持つようにしたいです。
- 単に内容を伝えることが目的であれば、事実だけを書くことが大切ですが、何かを理解してもらったり、納得してもらったりするときには、情報を付け加えることや加工することが必要になりますよね。授業はその最たるもので、事実だけじゃ理解できないので、教員が工夫して何かを付け加えたりするわけです。
- 情報とデータの違いが、教科書だけではイメージがつけにくかったのですが、先生の説明で理解することができました。
- 説明を聞くなどして情報を付け加えることで、理解につながるんですね。データ→情報→知識という構造みたいですね。
- 情報は知識の量によっては情報では無くなることが分かった。また、メディアは情報をこちらに間接的に伝えてくるから、しっかり事実を自分で考える必要があると思った。
- 情報を受け取る側の知識が足りないと、情報の持つ意味が理解できないですよね。世の中のさまざまな情報を得るためには、いろいろな知識を身につける必要があるということなんですね。
- 相手にとって価値のない事柄は情報とは言えないということは「その情報意味ないじゃん!」とよく言ってしまうけれど、これって誤用なんだなということに気づきました。
- 誤用と言うほどではないと思いますが、「そんなの情報じゃなくてデータじゃん!」が正しいんですかね。
- クラウドの語源はインターネットを表現するときに雲(みえないものとしていること)を書いていたことからきているのだと知り驚き、ほかにもそのような語源がないか気になった。
- 曇って地面から見ると明らかに物体として存在しますが、雲に入ると何もないですよね。実体があるのによくわからない様が、インターネット上のどこかに確実にあるけど、どこだかわからない様をうまく言い表しているんですね。
- サインインに苦戦している人がいたのが不思議だった。
- わかる人にとっては、わからない人が理解できないこと、よくあります。教員はわかっていてもわかっていない人の事が理解できる必要があります。どんな問題点があるのか、何がうまくいかないのか観察すると、新たな発見や気づきがあることもあるので、優しく見守りながら手伝ってあげてください。
- 先生が偉い人が来ても見た感じ緊張してなさそうに授業していたのがすごいと思った。
- 「偉い人」視察に来ましたね。とても緊張しているのですが、優秀な皆さんが見方ですからね。説明に頷いてくれる人がいると安心できるんです。普段通りやっている様に見せるのがうまいんです。内心はバクバクですよ。
- 時間がたつごとにメディアの特性がかわるのは手紙だけではなく、新聞、動画など、そのほかのたくさんのメディアが記憶のためのメディアになり得ると思った。また、天気予報のように時間がたって価値がなくなるものも、長い時間を経ると何かの研究の助けになったり、新しい事の発見の手助けになったりして、価値が再びあらわれることがあると思った。
- 人間もメディアと呼べる。
- Lineなどは表現メディア、伝達メディア、記録メディアのすべての側面を持っていることに気づいた。覚えておきたい。
- 人間は表現、伝達、記録メディアすべてになり得ると気づいた。(例)表現→自分の行った旅行のことを話す。伝達→他人の行った旅行の話を別の他人に伝える。記録→旅行の話を覚えておく。ただ、精度は低い。(例)表現、伝達は話すことぐらいしかできない。1週間もすればだいぶ記憶は薄れる。よって、写真やテレビ、メモ帳など、他の精度の高いメディアで能力の至らないところを補わなければならない。人は多くのことができるが精度は低く、各種他のメディアは一つのことに特化しているため、たくさんのことはできないが、精度は高い。
- 記録メディアとして紹介されていた手帳は、そのまま見せれば伝達メディアにもなるのではないかと考えていたので、メディアの分け方はきれいなものではなく重なることもあると聞いてそういうものなのかと安心した。また、時と場合によって情報か否かが変わるという話は納得した。当然の知らせは情報とは呼ばないと教科書に書いてあったが、それは、相手の知識量によって情報か否かが変化するという意味でもあるのだなと思った。
- 情報は価値がもともと主観で決まってしまうから、言い方次第で受け取り方が変わってしまうように感じた。
- 情報は、人によって、タイミングによって価値が変わるということは、自分がありとあらゆる情報をどう扱うかということに生かせると思った。例えば例に挙げられていた天気予報の情報を自分が持っているなら、家族に朝のうちに教えてあげるとか。
- 「情報」とは単なるデータではなく、意味を与えられた、私たちにとって有用なものであるということがわかった。すると、普段目にしているニュースなどから得られるのはほぼ誰かの手が入っているデータ(情報)だと気づいた。情報は私たちにとっては有用性の高いものだが、ただ与えられる情報を享受するのではなく、データを自ら分析するということもやっていきたいと感じた。また、情報を伝達する手段であるメディアにはいくつか種類があることも知った。情報の伝達を行うときは情報の特性に応じて適した手段を選択したいと思った。
- 情報の仲介役だからmediumの語源から派生したメディアという名前が使われていると知り、英語が情報には深くかかわってくると思ったので、英語の学習も進めていく必要があると感じた。情報は世界とつながっていると改めて感じた。
- 情報は他人にそれを渡してもプレゼントのように自分の手元からはなくならない、という情報の特性を学んで、噂であったりデマであったりするものはだからこそ簡単に広まっていくのだろうな、と感じた。
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