2022情報I 2学期
第18回 授業の振り返りより

質問より

部屋のシュミレーションをするとき、先生なら家具をどのように配置しますか??
部屋によりますよね。ま、収納が十分広いところを選択して、大きいテレビの正面にハンコンとレーシングチェアを置きます。
サイトのレイアウトが同じなのは共通してhtmlで作られているからだろうか。
人間の行動分析をして、典型的な視線の動きがわかっているからです。じっくり読むのはF型でざっと読むのはZ型になります。そこに適切にタイトルやアイキャッチを置くようにすると、同じようなレイアウトになってしまうのです。WebサイトはHTMLで作りますが、その中身が共通なわけではありません。
Excelは歴史がありますが、初代Excelからフィルハンドルの機能はあったのですか?
Excelって1990年頃から普及したのですが、私が本格的に使い始めたのはExcel95(1995年)です。最初の頃からフィルハンドルがあったのか記憶がありません。でも、フィルハンドルをダブルクリックすると表を埋める機能があることを発見し、雑誌に投稿したら採用されたことがある(1999年4月)ので、その時点では使いこなしていたと考えられます。
なぜ十字矢印を使うことで式が壊れてしまうのですか?
セルの位置関係で式を表現しているのに、セルの位置を移動してしまったら、適切に計算できなくなりますよね。十字矢印はセルの移動なので、計算式が入っているシートでセルを移動するから式が壊れます。
テニスの軌道のシュミレーションなどExcelでできますか?
できますが、どこまでの厳密さを考えているかによります。一つの物体として扱えるなら可能ですが、ボールの回転や周りの気流といったものまで解析することは不可能です。
文字は音声のモデル化といえますか。
なるほどね。国によってモデル化の方法が違うんですね。面白い考え方ですね。一般的にはモデルとは言わないのだと思います。
授業ではExcelで掛け算をするときごく自然に「*」で掛け算をしていましたが、演算子はほぼどのプログラミング言語でも変わらないのですか?/Excelで関数の掛け算、割り算もPythonと同じ*、/でした。他のプログラミング言語も同様に*、/を使うのですか?また、多くの言語で*、/を使うのであれば逆に使わない言語はどんなものですか?
コンピュータでかけ算に×記号を使わない理由は説明したと思います。解像度の低い昔のコンピュータ(いまのコンピュータでも?)ではXと×は見分けがつかないからとされています。授業でもかけ算はアスタリスク*、割り算はスラッシュ/を使うと説明したとおり、他の記号を使うことはありません。
Excelでの数字の関係を見つけ出して書き出してくれるのは、その関係のパターンを全てパソコンに書かれているからですか?
典型的なパターンだけを認識するようになっています。Sun,Monとくれば、次はTue,Wedですし、1st,2ndとくれば3rd,4thですよね。Excelにとっては数値処理はお手の物なので、1,5とくれば次は9,13というのは、1,2の次が3,4になるのと同程度の単純なことなのです。連続データとしてよく使うものはユーザ設定リストとして登録しておくこともできます。

感想より

Excelがどこまで正確なのか分からないが、これを使えば物理的な実験は全て計算できるのではないかと思った。
物理的な事象がすべて計算式通りになるのであれば、すべて計算でできます。実際は空気抵抗や接触面の抵抗もありますし、細かな事柄が影響して計算通りにはなりません。
テーマパークなどの商業施設を作るときはたくさんシュミレーションが利用されてそうだと思った。入場ゲートの設計はどうしたら効率よく人が回るか、どこになにを設置するかなどは収入に直結しそう。エクセルすごっ。いま数学でやっているデータの分析がばかばかしくかんじてきてしまった。
数学で理論を学んでいるからこそ、コンピュータを使って出てきた値やグラフが活用できるわけです。しっかり数学学んでおいてください。3学期にがっつり使っていきますよ。
Excel中学で使ったことあったし、技術の先生もできるだけ簡単にやっていたので、情報は効率化を目指す教科なのだとつくづく思った。
合理的に手を抜くことを全力で考えてください。そこには「規則性」があり、プログラムや数式で表現することができます。コンピュータに任せられる場面を見つけられることが、コンピュータが普及した現代に生きる人間に必要な能力なんです。
Excelの使い方をちゃんと教わったのは初めてだった。知れば知るほど、Excelがいかに有能かが分かった。初め、1,3,5…というように〇ずつ数を足して羅列する機能を聞いて、例えば〇の〇乗などの他の関係性の数字を計算してもらいたくて1,4…と入力しても、Excelは3ずつ足すという関係だと思って計算してしまうのではないかと思った。しかし、どんな関数も入力して、固定のセルの値をずっと用いたい場合は$を付けることで解決していると分かった。つまり人間の代わりにExcelが計算をしてくれて、その補助は人間がする、ということなのかなと思う。
フィルハンドルによる規則性に従ってデータを埋める機能は、事前に登録されている「よく使うもの」か差が一定の「単純な数列」に限られています。漢数字で一時、二時と入力してフィルハンドルでドラッグしても一時、二時の繰り返しになってしまいます。特殊な規則性のある数列は計算式を作ればすぐに埋めることができます。2乗の列を作るには、図のような計算式を作ってフィルハンドルでコピーします。
セルでの計算式に=が必要なのは、(セル)=(計算式)という方程式を表しているからだと気づきました。
そんな意図はなくて、式を作るときの記号です。実は=(イコール)でなく、+(プラス)や-(マイナス)で始めても式はつくれます。
シミュレーションをするにあたって、特に大切なことはいかなる場合も予測しなければいけないと感じた。そして、なるべく数値を用いて行うことで、より正確にどんなことが起きるのかを学えると思った。最近、日本でラリージャパンが開催されたが、多くの選手はあらかじめ走っていたり、グランツーリスモというようなシミュレーションを通じて練習しているのだなと感じた。
サーキットのレースはコースを周回するのでシミュレーターで練習するのですが、ラリーは一般道を走るので、シミュレーターで練習できないのです。サーキットは5Km程度なので、水たまりの位置や路面のでこぼこの状況などもモデル化されています。ラリーは一般道を数百Km走るので、モデル化するにはちょっと無理があるのです。
中学時代はExcelではなく、Googleスプレッドシートを使っていた。使い勝手を見るとやはりExcelには敵わないなと感じた。私はExcelを個人的に少し使っていたのでやり方は分かっていたが、日頃から使う機会がないと使えるようにのは大変だと思った。自動で数字を割り振ってくれる(数のパターンを認識してくれる)機能は便利で面白いなと感じた。
Googleスプレッドシートもほぼ同じことができますよ。
Excelを以前使った際うまくいかなかった原因が、マウスの先をよく見ていなかったことだとわかりました。
Excelは今できる機能をマウスの先(ポインタ)の形で表しているので、よく見て操作することが重要です。
Excelが便利であると知り、極めてみたいと思った。
極めたら本が書けますよ。というか、極められるほど簡単じゃないので、基本的な使い方と、自分が必要とする機能を使えるようにしておきましょう。
Excelの使い方を少し学べて参考になった。あまり速度の計算のしくみが分からなかった。
2年生の物理で勉強し直してください。
Excelの使い方をしっかりと学んだことがなかったので、今回の授業で基礎的なことを身につけることが出来てよかったです。将来仕事でExcelを使う時、使い慣れていたら周りから頼りにされ、活躍することが出来ると思うので、発展的な内容にもさわっておきたいです。
うーん。それは幻想かなぁ。手近な資料をまとめて提案するといった場面にExcelは便利ですが、業務にがっつりExcel使っているような会社は、将来性が心配です。
Ctrl+Zでひとつ前に戻れると習ったが、矢印十字によって壊れてしまったプログラムはCtrl+Zで治るのか気になった。
[Ctrl]+[Z]は操作自体が取り消されるので、やらかして壊してしまった計算式も元に戻ります。ただし、Excelが落ちてしまうことがあるので、大事なものは時々上書き保存しながら進めた方が安全です。
エクセルの数を予測する機能が面白いと思った。興味本位で、干支を打ち込んでみたら反応したし、月も反応したのがすごいおもしろかった。また。
サイン、コサイン、タンジェントと情報のつながりについての話を聞いたとき、はじめて数一を学ぶ意義が見いだせた。
先生が生活の中で物事の仕組みなどを考えることが大切と仰っていたが、情報に限らず全ての教科は自分の生活に結びつけることで定着するのだと思った。
シュミレーションで、平面でしか考えてなかったけど、友達のレイアウトの理由を見たときに、高さまで考慮に入れている人がいて、よりリアルに近いシュミレーションができていていいなと思った。モデルをもとにしっかりイメージすることを大切にしたい。
Excelのコピーが単純なコピーではなく、解釈されているのがすごいと思った。
Excelはコピーや記号を駆使するので、コントロールキーとシフトキーが混ざってしまい、時間がかかってしまいました。「コントロール」は制御という意味なので、元通りにしたり、コピーしたり、主にマウスでやれることができるキー、「シフト」は交代という意味なので、小文字と大文字を入れ替えたり、それぞれのキーの上方に書いてる記号を打てたりするキー、という風にコンピュータは英語でできているので、英語の意味で理解して覚えようと思いました。
Excelを使って表などを作ったことはあってけれど、今回のようにExcelに計算させるということはしたことがなかった。Excelで1と3を入力しただけで2ずつ増えていると判断していたけれど、もし違う関係性のときはどうなるのかためしに素数を2から三つ入力してみたが、その続きは表示されずに計算で傾向を見出そうとしていた。だからあくまでExcelは自分で考える人工知能などではなく計算することができるようにプログラムされているだけなのではないかと考えた。
モデル化する際に正確過ぎると本物と同じになってしまうのでどこまで手を抜けるかが大切だということに気づいたので、モデル化する際は細部までこだわるのではなく、対象物の特徴をよくとらえ、その特徴がモデルに表れるように工夫するべきだと考えました。
皆の家具の置き方のシミュレーションを見ていて、お酒を飲むことを考えて冷蔵庫をベットの近くにしたり、すぐ寝れるように玄関の目の前にベットを置いていたりしていて、まだそう設置すると決まったわけではない状態であるわけだから、色々な目的考えて家具シミュレーションをするべきだったなと思った。あと、似たような置き方にしている人も多かったけど、それぞれの人の目的の書き方が違っていたり、細かくまでレイアウトの理由を考えていたりする人もいた。そのことから、折角のシミュレーションをできる機会があるなら、とにかくトライして、シミュレーションの精度や正確さを確かめたり、考え抜いた上でシミュレーションをやって、できる限り無駄な失敗回数を減らしたり、コンセプトがないときに、失敗を繰り返してレイアウトが無駄になったり、コンセプトが無いために、そもそも物を置くことすら定まらなかったりするから、シミュレーション前にやることや目的、コンセプトを明確にしておくことは大切だなと思った。
僕は5年くらい前から、毎年Jリーグの順位予想の表を作るときにExcelを使っていた。1位から18位までの順位の数字をセルに打ち込むときにいつも1位から一回ずつ打ち込んでいたが、フィルハンドルを使うことで1位と2位を打ち込めば一気に入力できることを知りとても便利だと感じた。これから来年に向けての順位予想をするので、活用していきたい。

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